○山井
委員 本当に
委員長のひどい采配にびっくりしておりますが、私も、今二十九分ですので、当然私の持ち時間は十一時半まで、三十分
質問させていただきますので、まさか、今の延びで私の
質問時間が削られるということは当然あり得ない話ですので、そこはちゃんと
委員長の責任で、十一時半まで
質問時間を
確保してもらいますようにお願いをいたします。当たり前のことであります、それは。
そういうしっかりとした公正な判断をされないのであれば、閣法の審議もできないし、
委員長の解任決議も私
たち出させていただきますから。
厚生労働委員会というのは、国民の命、健康、それをつかさどる非常に重要な重たい
委員会でありまして、与党、野党、円満に今までから審議をしているわけですから、そういうふうなことを心がけていただきたいと思います。
きょうは、三十分間、在職老齢年金の見直しに絞って私は
質問をさせていただきたいと思います。
この一カ月間、私の国会事務所の吉沢秘書と二人で、きょうの配付資料を一カ月ぐらいかかってつくらせていただきました。在職老齢年金というのが国民に対してどういう影響を与えるのかということをずっと、
厚生労働省の担当者の方々とも何度も議論をして、きょうの配付資料をつくらせていただきました。
そういう意味では、
加藤大臣にも、きょうの配付資料の主な数字、全てきのうお渡ししております。担当課には一週間前からお渡ししております、大体の資料は。ですから、正々堂々と、この資料、間違っているところがあれば、私
たちの試算で間違っているところがあれば、
加藤大臣にも御
指摘をいただきたいと思います。建設的に、エビデンス・ベースド・ポリシー、根拠とデータに基づいた審議を私
たちは与野党を超えてやっていきたいと思います。
ただ、結論から申し上げますと、今回、安倍政権が年金改革の目玉と見据えているこの在職老齢年金の廃止や見直しということに関しては、
お金持ち優遇でありまして、私は大反対です。やめるべきだと思います。そういう
お金持ちの年金をふやすことではなくて、逆に、本当に困っている低年金の方々の
支援をどうするかということこそ最優先で考えるべきであると考えております。
ついては、在職老齢年金の見直し、どんな制度なのかということを、まずお互い共通
認識を持っていきたいと思います。
きょう、財務省、来てくださっていますよね。そうしたら、まず配付資料の一ページ、これは十月九日に財務省が財政制度審議会で配付した資料であります。
ここに、「在職老齢年金制度の見直し」ですね、「高齢期の就労を促進する
観点から、在老の将来的な廃止も展望しつつ縮小を行うことが
課題となっている。」特に六十五歳以上の高在老という部分について議論をしたいと思います。
そこで、まず財務省にお聞きしたいんですけれ
ども、この在職老齢年金制度の廃止や見直しをすると、高所得者の年金はどうなるのか、低中所得者の年金はどうなるのか。ここに書いてありますけれ
ども、この三丸の「一方、」以下、高所得者への給付がどうなって、低所得者への年金水準がどうなるのか。財務省、御
説明ください。