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国務大臣(
世耕弘成君) パネル提示されたままだとあれですので、きちっと全部分かりやすく
説明させていただきたい。
まず、地方とか高齢者がほっとかれるんじゃないか。これ、私、
地元で集会、少人数の集会やったとき、やっぱり、地方切捨て、高齢者切捨て、金持ち優遇じゃないかという声は、意見を言った人がいました。でも、その場で私が反論する前に、別のその人よりもっと山奥の不便なところに住んでいる人が手を挙げてくれて、いやいや、違うよと、自分も自分の集落の近所のおじいちゃん、おばあちゃん、独り暮らしの人を車に乗せて最寄りの地場のスーパーへ連れていくけど、そこでやっぱり電子マネーカードというのが発行されていて、一万円チャージすると五十円分のポイント付くということで、みんな争ってこれはお得だということで使っているよということですから、地方とか高齢者が対象外だということは私はこれは当たらないと、特に電子マネーカードについては地方のスーパーでも今普及が急速に進んでいるというふうに思っております。
また、小売店、地方のやっぱり小さな商店に対しては、やっぱりこれは支援をしなければいけませんから、我々は端末の設置を事実上負担なしでやれるというような制度も今回入れさせていただいています。
対象店舗の線引きは、これは中小企業の支援策をやる限りはどこかで、いつもほかの補助金でもそうです、どこかで線は引かなければいけません。今御指摘のような、資本金が異常に小さいために、物すごく有名な、もうどう見たって大企業なのに、こういうところは対象にならないように、いろいろ運用上きちっとルールは作っていきたいと
思います。
高額商品、これは扱わせていただきますけれ
ども……(発言する者あり)ですけれ
ども、済みません、これ全部掲げられているので
一つ一つ言わせてください。短く言っています、短く言っていますから。高額商品は、まずは電子マネーとかチャージに上限がありますから、そんな何十万円も使うことすらできません。二万円とか五万円が上限ですから使えません。クレジットカードだって上限がありますから、一億円の買物なんというのはできません。
しかも、今回我々はあくまでも中小・小規模
事業者の店舗に着目しています。お金持ちがデパートの外商でつぼを買う、こういうことは対象にならないんです。どちらかというと、私の
地元の商店街にもあります宝飾時計店で、今度結婚記念日にちょっとぜいたくなものを買おう、キャッシュレスで払えば五%ポイント還元になるなら買おうという、そういう人が来てくれることによって、その地方の商店街の時計店とか宝飾店がきっちり潤うということを
考えているわけであります。
業者間の不正な取引については、これは今でもあり得るわけです。ポイントを循環させてためるという手口はあり得るわけでありまして、これは既に決済
事業者がいろんな対策を打っています。今回に当たってもその対策をレベルアップするようにしたいと
思いますが、手のうちは申し訳ありませんけど申し上げられません。
使わなかったポイントについては、これはそれぞれ使わなかった過去の実績率というのが決済
事業者ごとにありますので、それを当てはめて、決済
事業者が不当にもうかるというようなことは絶対にないようにしたいと
思います。
ポイント上限額については、これは我々、一定程度今知り得る限りの計算をして今回のポイントの還元額というのを決めていますけれ
ども、それ、余る場合もあれば足りなくなる場合もあり得ます。足りなくなった場合にはまた財政当局と議論したいと
思いますが、これは月次で使用状況をきめ細やかにフォローをしていきたいというふうに
思います。
消
費者の還元分以外の費用とおっしゃいますが、まず、端末設置の補助費用というのは、これはまさにポイント還元を進める施策そのものであります。あと、事務費が六百数十億ありますが、これは全体の経費の中の二四%ぐらいで、過去の類似の施策でも大体二割程度、事務費は掛かっておりますので、特段問題があるとは
考えておりません。
ということで、全て御
説明させていただきました。