○有村治子君 自由民主党の有村治子です。どうぞよろしくお願いいたします。
これは、
平成の改元時に、すなわち昭和六十四年の一月七日に、当時の竹下
内閣、小渕官
房長官が、あしたから
平成という時代になりますというふうに記者会見をされたとき使われたその現物の複写でございます。(
資料提示)
現在、この複写は、国立公文書館で発行されている公文書館でしか買えない土産物として大変人気があります。内平らかに外成る、地平らかに天成ると。まさに国内外、天地共に幸せな平和な時代が達成されますようにと
国民の理想が込められた元号でございます。私たち、一万一千七十日を
平成という日々を重ねたことになります。
この元号にまで込められた平和というかけがえのない価値、平和とは一体どういう
状況を指すのか、あるいは、平和をつくり固め成すということは、私たちがどういう行動をすべきなのかということを
考えたとき、平和というのは、単にミサイルが飛んでこないというだけではなくて、
虐待やいじめで
子供たちが自殺することのないような、かけがえのない命を守り続けることも、これも平和の具体的実践だと思うようになってきました。
昨日はひな祭りであります。本来であれば、五歳の結愛ちゃんや十歳の
心愛ちゃんが、三月三日のひな祭り、五月五日のこどもの日、祝ってもらえるようなかけがえのない命であったはずであります。同じ年頃の
子供を持つ親としても、結愛ちゃんや十歳の
心愛ちゃんが自らの親によって、
虐待をすることによって命を落とした、また、このお二人だけではなく、日々、毎日のようにこの
虐待事案が新聞に載るようになりました。本当に私自身も親の一人として心がかき乱されます。
現在、自由民主党では、
児童虐待のこの
対策のために、
政府と一丸になって
提出法案の中に何を書き込むべきか、特にしつけという名の下で体罰が行われている、そしてそれは
虐待に直結するようなときが少なくないということが焦点になっております。自民党内での勉強会を加速させて、私たちのこのオレンジリボンをしっかりと
国民共有の運動にしていきたい。その前線に、自由民主党、立っていきたいという決意を持っております。
もしかして
虐待かなと思われた方は、是非、全国で共通ナンバーであります、いちはやく、一八九、これは最寄りの
児童相談所に届く全国共通のダイヤルでございます。皆様とともにこの一八九をしっかりと広げて、
子供たちの命を守れる平和な日本を打ち立てていきたいと思います。
それでは、質問に入らせていただきたいと思います。
元号についてです。
平成も残すところあと二か月となりました。間もなく新しい元号が発表されます。御即位を、三十年を迎えられた今上陛下は四月三十日に御譲位をあそばされ、法律用語で言えば退位でございますが、五月一日には皇太子殿下が神武天皇から数えて第百二十六代の皇位を継承されることになります。
そこで、官
房長官にお伺いします。
この元号の歴史についてお尋ねします。元号はいつから始まり、どのくらいの歴史があるのか、
平成の元号というのは幾つ目の元号になるのか、また元号の意義について、日本
政府の御見解をお聞かせください。