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大島九州男君 私は
学習塾の先生をしておりましたので、
子供たちにいろいろ教えるときに、結局、どうやったら
子供たちが効率よく伸びていくかというのを考えていくと、やはり能力別にクラスを分ける、それも学科別に、数学の得意な子とか英語の得意な子とかいますから、それぞれの
科目でやっぱり分けていったんですよ。最終的に、生徒三十人一緒に教えていても個別に対応しているんですよね。だから、今エドテックとかでやっている
教育とか、まあ学校でもそうですし、それこそ
学習塾とかでもやっているような
教育というのはもうみんな今同じような感じの個別対応になってきたと。学校
教育も、当然そういう
ニーズはそういう形になってきているだろうと思うんです。
先ほどおっしゃった問題解決能力と、私、さっき稼ぐ力と言ったけど、これ生きる力といって、生きる力ってどういうのかといったら、
社会に出てどうやって
自分がいろんな仕事をやって、その中で能力を発揮できるかということだと思っているんですね。今、
文部科学省も学校
教育の中で例えば経営者呼んで話聞いたりやっているでしょう。これをもっと逆に体系化していくとどうなるかというと、私、皆さん、民間
教育というと
学習塾とかそういうピアノ教室とか、民間が教えるのが民間
教育という概念をちょっとこれ変えてもらいたい。何かというと、民間
教育というのは、例えば、今学校でやっているガソリンスタンドのおじさんが学校へ来て
自分の体験を話しているとか、それとか、まさに鉄工所のおやじさんがこういう
自分の
企業経営とか
自分の製品について話するというと、これ学科
関係なく、経営ですから、当然経理の
関係もあったりとか営業したりとかそういうのもあるし、製品を作ったりとか、もう全て総合的。
文科省も総合
学習ってやっているでしょう。だから、もう今まさにそういう
人材をどう育てるかというところに来ているわけですよ。
そうすると、あのエドテックとかいう例えばパソコン使ったりとか端末使ったりというのは、あくまでもそろばん使って算数、計算の、読み書きそろばんやってきた
一つの道具で、学校の先生はその端末でいろいろ教えるんじゃなくて、学校の先生はそれぞれの
子供たちの
ニーズとその総合
教育で学ぶ具体的な事例、今言う経営者、例えば鉄工所がある、またここは八百屋さんだったりとか、そうすると、農業だとかいろんなことが絡んでくるわけでしょう。そうすると、そういうものをうまくマネジメントして
子供たちに提供するプロデューサー的な役割を学校の先生がやっていくんですよ、これからは。
だから、私、最近コマーシャル見ていて、昔のコマーシャル、車でいうと馬力がいいですよとか、最近は燃費がどうですよとか、今、何というんですか、車の衝突機能があれですよとかいう話は出てきたけど、最近目を引いたのは、何かすごく芸術的な技術みたいなあれで、あれっ、これ何の宣伝かなと一瞬思って、最後、美しく走るとかいって、メーカーの名前を言いませんけど、そういう日本の車メーカー、今アメリカでそれが一番売れているんですって。
じゃ、何かというと、もう機能とかそういうのはある程度スペックはそろってきたんだと。そうすると、あとはデザインとかそういうものに、感性に変わっていくんですよ。だから、日本の
教育も、
義務教育段階からそういった
一つ一つの技術とか知識を学ぶものはそういう機械を使って、学校の先生が担うのは感性だとか、そういういろんな討論したりとかいう部分の創造力や調整力を培っていくというのが学校の先生の仕事で、これからはそういう総合力を生かした民間
教育、まさに経済界とも連携しながら、そして将来的にその
子供がどういうグローバルな
人材になっていくのかというものを見据えた苗床をつくると。まさに
文科省はそういう発想を持ってやると、今中学校までにこれぐらいとか、小学校までにここまでという、先ほど経済産業省が言っていた枠にとらわれない
教育ができると思うんですよ。
だから、まさに
考え方を大きく変えて、日本の経済をこれから発展をさせていって、やはり日本の国力を上げていく
教育は、まさに民間
教育。そういう経済界と連携しながら、そして、まあ農業界も当然そうですよ、全ての分野に関わるものを総合的に
学習をしていくという
仕組みを
文部科学省がしっかりと構築をして、例えば厚労省にあ
るいろんな問題、経産省にある問題、国交省にあ
るいろんな問題を
一つのテーマとしてそれを解決する、そういう能力をちっちゃいときから培っていくんだという
視点の中で
学習指導要領も作っていくべきだというふうにちょっと私は思うわけであります。
今日は、そればっかりずっとやっているとあれなので、ちょっと具体的にいきますと、
一つの
制度、いろんな
制度の中で疑問が実はあったんですよ。それは何かというと、我々、うろうろしていますと、ドクターヘリというと、どこでもドクターヘリというのは緊急にぴゃっぴゃっと降りれると、それで命を救うというふうに思っていたんですけど、なかなかそうじゃないんですよなんていうのを聞いて、えっと。問い合わせてみると、ちょうど、そういえば、平成二十五年十一月に百七十六条の三というのが追加されたんですね、細かいことは言いませんが。
この百七十六条の三が追加された
目的というのをちょっと教えてください。