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小川勝也君 これは深刻な悩みが国全体で今直面しているわけでありまして、
農林水産省の優秀な役所の皆さんが手を差し伸べれば何とかできるという事柄ではないということは重々承知をいたしておりますけれども、やはり
地域に与える影響が非常に大きいということが一つ言えます。
それから、農作物のうち様々な形で
販売する以外のものを
加工するという概念がこれ大事なことでありますので、そのことにとっても、現在稼働している工場が存在する、稼働しているということが非常に重要なわけでありまして、
地域農政局を含めしっかりウオッチをしていただければというふうに思います。
余り好きな言葉ではありませんけれども、
平成から令和にかけては人手不足倒産が深刻な
状況になるという予想がされております。
併せてお伺いをいたします。
冒頭申し上げましたとおり、出だしは
オレンジであります。すなわち、
我が国におけるミカン
業者がいわゆる安い
オレンジやネーブルが入ってくることで大変なことになるということでこの
制度ができたんだというふうに思います。言うまでもなく、ミカンのままあるいはかんきつのまま出荷する。しかしこの果樹業界は、見た目が悪いとか傷が付いているとか、
加工に回さなければならないものが一定程度以上出てくるので、この農産
加工が大変重要だという概念からスタートいたしました。
先ほど、日欧
EPAのことで申し上げますと、
局長からもサジェストがありました。パスタが入ってきやすくなる。それの前に、実はトマトの
加工品が物すごいシェアで攻めてくるわけであります。私も自分で料理をするときに、パスタをつくるときにトマトの缶詰を
利用するわけでありますけれども、スーパーで買うと百円以下なんですね。だからホールもカットもあるいはピューレなんかも、イタリアの食材をうまく
輸入してくれる
業者さんも消費者にとっては今大人気であります。この
委員会でありますので固有名詞は申し上げませんけれども、そういう
海外からの食材を
輸入してくれる
業者さんは台所にとっては非常に大事な相手でありますけれども、先ほどかんきつにおいて
お話をさせていただいたことが、トマトにおいても同じことが言えるわけであります。
御案内のとおり、昨今の
委員会でも
お話をさせていただきました。スーパーに行って値段が取れるものは何かというふうに考えたら、まあ高付加価値トマトあるいはニンニクなんというふうに例示をさせていただきましたけれども、トマトもいい栄養価や食味、リコピン、糖度含めて様々な産地が形成をされております。しかし、トマトもそのまま生食用として出荷できるものばかりではありません。すなわち、トマトにおいてもこの
加工が非常に重要なわけであります。
オレンジからスタートしたこの果樹からの
加工でありますけれども、日欧
EPAがこういうことになりましたので、果樹及びトマトに特化して御答弁をいただければと思います。