○小川勝也君 一々反論するつもりはありませんけれども、さっき
確認したとおり、
中国からの直行便が届く
空港が二十三か所、ベトナムからの
空港が四か所、こういうところを中心に配置しているということです。しかし、ここに書いてあるとおり、韓国、台湾、フィリピン、その他、どこの国から来る方が持ってくるか分からないということで、たまたま、いわゆる賭けでいうと
中国とベトナムに賭けているんです。そこに犬を置いてあるんだけど、ほかのところから入ってきた人は全くノーアクセスなんです。だから、たまたまに懸けているということであるのでこういう表現をしたわけであります。
それと、今
大臣が言われたことで大事なことが一点あります、
自治事務だと。これ、世界のいろんな例を調べましたけれども、こんな
家畜伝染病予防法を所管する国が、こういう事態になったときに県に
対応をお任せするなんという国はほとんどないんです。そのことも踏まえて私は法改正が必要だろうというふうに思います。
それと、県に任せておいたら全然駄目なので、国が行ってちゃんと
指導していますと言っていますけれども、昨年の九月九日に第一例が
発生をして、そこから年が替わってもう四月も終わろうとしているんですよ。それなのにまた新しいのが
発生しているということは、国が出張っていっても駄目だということじゃないですか。これをちゃんと認めないから駄目なんですよ。それは、
一つ事例が起きたらそれを封じ込めるということに集中をするので、我々も仏の顔でずっと待っていましたよ。全然収まっていないじゃないの。収まっていないのに何偉そうなこと言っているんだ。全然駄目ですよ、こんなのじゃ。
先ほど申し上げましたように、これは
岐阜県と
愛知県との間だって、北海道じゃないので、道が、陸がつながっているんですよ。県だけで封じ込めるなんということはできないので、国が
責任を持って封じ込めるということを、これは僕は別途法律をやっぱり作る、改正すべきだというふうに思います。
これは再三再四申し上げるようでありますけれども、宮崎県といわゆる県境を接している鹿児島県と熊本県はしっかりやったんですよ。筆舌に尽くし難い御努力と疑心暗鬼の中で、絶対に入れちゃ駄目だという思いの中やってきたので、これはやればできるんですよ、魔法遣いにコレラ
ウイルスを持ってこられているわけじゃないので。ネズミなのか、猫なのか、
イノシシなのかは別にして、しっかり封じ込めるということを私はやっていくべきだというふうに思います。これは、新しい法律を作っていくんだという思いを今から吉川
大臣には御準備をいただきたいと、これ私の思いであります。
次にまた
豚コレラが
発生をしたら
質問をしなきゃいけませんけれども、もう
質問はしたくありませんので、もうこれで新しい十九例目の
発生はないというふうに祈らせていただきたいというふうに思います。
決算
委員会で吉川
大臣に
質問しようと思って、できなかったことがあります。林業機械の中で、植えるということの話であります。
今、おかげさまで私も林業機械にずっと取り組んでまいりまして、いわゆる欧州から立派な機械が多数導入をされてきました。グラップル、それからハーベスター、この辺はすばらしい活躍を今
現場でしておられます。それから、釈迦に説法ですけれども、若い方々は機械の操作にたけています。これは、いわゆるテレビゲーム世代、ゲーム世代でありますので、ゲーム感覚でいろんなものを操作するのが上手であります。
ですから、切ったり運んだりつかんだりということは全く心配していないわけでありますけれども、かつて先人が繰り広げられてきた林業の歴史では大変厳しい作業があります。それは、木を植えるということ、植える前に地ごしらえをするということ、それから下草を刈るということであります。これは本当につらい話でありまして、現代の若者が容易に継続的に業としていけない大変つらい仕事になっています。
一方、AIがここまで進み、いわゆる自動車は自動運転、そのうちにバスの運転手さんもいなくなるだろうという話もあります。それから、GPSで無人トラクターも実証の段階であります。それから、ドローンが登場して農業も大変期待ができる
状況になっています。
この部分が非常に遅れていますので、下草刈りあるいは地ごしらえはともかくとして、この植林を補助する機械、これを何とか吉川
大臣のリーダーシップで開発をしていただきたいと、こう思っているわけであります。
我々の国の予算というのは様々な制約があって、いわゆる
リスクマネーというのは大変嫌われております。しかし、決算
委員会の
質問の準備をさせていただくときに、例えば
経済産業省、資源エネルギー庁の管轄でいうと、いわゆる石油とか鉱山とかの開発に予算を付けるということは、これは当たるか外れるか分からないという予算を我々の国が支出をしているということにもつながってまいりましたので、これは技術会議あるいは森林総研、あるいは大学含めて様々な分野の
専門家に我々の、あるいは林野庁の思いを伝えていただいて、しっかりと人材が途絶える前に植林を補助してくれる機械やロボットやシステム、これを開発していただきたいというのが私の願いであります。
質問通告をさせていただいておりますので、いろいろと勉強していただいたかと思いますけれども、御答弁いかがでしょうか。