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田名部匡代君 人手が足りないことで、農家からは、手が行き届かなくてリンゴが小玉になったなどという、そういう問題もありますし、今、新規就農者とおっしゃっていただきましたが、確かに親から子だけではもうなかなかリンゴの産地というか、守れないという状況にあって、もちろん今まで関わったことのない人にも意欲を持って入ってきてほしいなという
希望はあるのですけれども、まあ現実的にはその一歩が踏み出せないというのはそのとおりだと思って、リンゴの場合、技術も必要ですし、苗木からリンゴ取れるまで、収穫までの期間というのは一定の年数を要するわけで、リンゴの木が育ったからといって、今申し上げたように、技術も磨かなければならないというような問題、畑を買ったり、機材を買ったり、苗木だとか、もう全て
初期投資にもお金が掛かるわけですよね。ですから、そういう一定の期間を要することも含めて、若い人たち、新たに参入する人も含めて、
支援を充実をさせていっていただきたいというふうに
思います。
労働力の確保で、これ私の地元青森県のまたことなのですが、そのマッチング、求職者と農家のマッチングの
支援を国でも行っているということなのですけど、これが結構うまくいって期待が持てるというようなことが記事で載っていました。国で取り組んでいる
支援事業がこうして効果を出しているものはいっぱいあると思うので、是非、うまくいっているものはますます推し進めていただきたいと
思いますし、逆にもっと使い勝手がいいようにするにはどうしたらいいのか、現場の声も聞いていただきながら事業を進めていただきたいと、そのように
思います。
申し上げたように、これ、
農林水産省が
平成二十九年十月から十一月に
実施をした若者
農業者向けのアンケートでは、果樹
農業者の経営課題の第一位は労働力不足、これは五三・六%。
分野別で見ると、酪農に次いで高い割合となっています。果樹生産では、収穫作業等の作業ピーク時に多くの外部の労働力を必要とすることが多く、だからこそ労働力の確保が必要。今までだったら、家族で
子供さんたちにも手伝ってもらったり、また、家にいるおじいちゃん、おばあちゃんに手伝ってもらったりということがあったと思うのですが、多くはもう
高齢化をしていて、そしてお手伝いをしてくれるはずの
子供さんたちは共働きでなかなか仕事を休めない、だから家族の手もなかなか頼りにならないという現状だと
思いますので、是非、そのマッチングの事業を含めて、確保をしていっていただきたいと
思います。
先ほども伺いました、いろんな
支援事業を準備しているんですけれども、読む
資料が多いだとか手続に手間暇掛かるだとか、面倒くさいということがないようにできるだけ簡素化をしていただきたいと
思いますし、まあ条件があれやこれやと付いて使い勝手が悪いということのないようにしていただきたいと
思いますし、総合的に
支援をしていきたいとおっしゃっていただきました。
ファストフードのメニューのように、
希望するこれとこれとこれが食べたいというものがセットになって見やすいと、ぽんと注文しやすいわけですよ。どういう
支援が必要としていて、それはパッケージで、こういう
支援が、
農地を取得するにはこうですよ、苗木を改植するにはこうですよ、人を確保するにはこうですよという、あっちに行って聞かなきゃいけない、こっちに行ってまた手続しなきゃいけないみたいなことがないように、いろんな
支援事業を使い勝手のいいものにしてお示しをしていっていただきたい、その工夫をしていただきたいと。これは要望ですので、答弁は結構です。
生産
活動、傾斜地での作業なども多くて、剪定など高度な技術を必要とする上、一年中手を掛けて出荷までしているわけであります。この労働力の負担の軽減、今申し上げた人手というだけではなくて、この労働力の
負担軽減、短縮には、
機械化に適した園地の整備、また矮化栽培の普及など、園地や改植整備というものが必要だと考えます。
この省力化に対してどのような
支援メニューがあるか、教えてください。