○
竹内真二君 公明党の
竹内真二です。
本日は、滋賀県大津市で起きました
事故の関連について
質問をさせていただきます。
今月八日、滋賀県大津市で、二歳の保育園児二人が死亡する大変に痛ましい
交通事故が発生をいたしました。亡くなられた園児のお二方に対しまして御冥福をお祈り申し上げますとともに、御遺族の
皆様に心よりのお悔やみを申し上げます。また、
事故直後、重体の園児もいらっしゃいました。けがをされた多くの
皆様に対し、一日も早い御回復をお祈りいたします。
この大津の
事故は、御存じのように、信号機のある丁字路の交差点で、直進する車と前の車に付いて右折をしようとした車が衝突をし、その弾みで直進中の車が、散歩中に歩道で信号待ちをしていた保育園児、保育士さん、十六人の集団に突っ込んだと。
一般の
ドライバーの中には、交差点での右折が苦手だという声も聞かれます。私の知り合いでも左折しかしないという方がいらっしゃいます。右折時には、対向車だけではなく、右折先を通行する歩行者や自転車などにも注意をしなければならない。一つでも見落とせば重大な
事故につながりかねません。
私は先日、当
委員会で、あおり
運転についても
質問いたしましたけれども、悲惨な
交通事故、後を絶ちません。ニュースで本当に毎日と言っていいぐらいに
事故が
報道されております。幼い命はもちろん、尊い人命が奪われることがないように、今回は交差点右折時の
事故防止、そしてまたガードレール、車止めなどの設置などについて
質問をさせていただきたいと思います。
警察庁の統計によれば、
平成三十年に発生した
交通事故の合計は約四十三万件に上ります。そのうち交差点で発生した
事故、約二十三万三千件、全体の五四%、半数ちょいを占めております。
交差点内における車同士の
事故というものに絞りますと、右折と左折時の
事故、これ合わせて四万一千六百八十九件、内訳は左折が一万三千三百八十九件、今回の大津の事件のような右折時の
事故が二万八千三百件発生をしておりました。右折の方が倍以上回数が多いということです。
また、
平成三十年の交通
死亡事故を見ると、三千四百四十九件のうち、これも約四六%に当たる千五百七十六件が交差点で発生しておりまして、このうち交差点内における右折時の
死亡事故というのは、左折時の約四倍近く発生しており、信号機のない交差点よりも、むしろ信号機のある交差点で多く発生しているとも報告をされておりました。
交差点では、当然ですが、信号が青の場合、対向車線の信号も青であり、対向車が直進してくるため、双方が信号を守っていたとしても
事故が発生する危険があります。今回の大津市の
事故も、どちらも信号は守っていました。前方不注意ということはありますけれども、大幅な法定制限速度の超過もなかったと見られています。
右折時の
事故を防ぐには、信号が赤に変わった後に右折矢印が出る信号機の設置が有効と考えられています。右折矢印の信号であれば、対向車線と
横断歩道の信号が赤となるために、右折車が直進車や歩行者と接触する
事故を防ぐことができると。
そこで、まず、この全国の交差点における右折矢印信号機の設置
状況と設置基準がどうなっているのか、
警察庁に伺いたいと思います。