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礒崎哲史君 国民民主党・新緑風会の
礒崎哲史でございます。どうぞよろしくお願いを申し上げます。
今回の
道路交通法改正、これは大きく二つの柱、一つは
自動運転への
対応と、携帯電話
使用の
罰則の強化ということが中に入っているかと思います。
今日は、中心としてこの
自動運転に関わる部分で
質問をさせていただこうと思っておりますけれども、今から十年前、二十年前に
自動運転の車に乗れる時代が来るということをどれだけの人が頭の中で想定をしていたのかといえば、きっとまだ遠い将来の話ということだったんだろうと思います。でも、今や現実的に、今、目の前に
自動運転の車というものが走るというのがだんだんだんだんイメージできる時代になってきたんだと思います。
でも、じゃ、その
自動運転の車って実際にどんな車なんだろうというののイメージは皆さん一致しているのかというと、きっと一致しているようでまだまだそこには開きがあるのかなというふうにも思います。まさに、これから新しい時代になって、誰もが経験したことがない
環境への
対応に向けて今回の法
改正がされているというふうに私は認識をしておりますので、やはり、何よりもその
環境を、最終的にそういう
環境になる、そうした
環境の中で皆さんが正しい認識を持つということ、これが大変重要だと思います。
正しい認識を持たずに何か物事が動けば間違った感覚というものを持ってしまうかもしれませんし、最悪の状態としては、それこそ
自動運転の車というのは実は危ないものなんじゃないかなんという認識が高まってしまえばこれはまた違うことになりますので、そうではなくて、やはり正しい認識をしっかりと皆さんが持って運用していく、あるいは活用していくということが私は大切だと思っておりますので、今日はこの法
改正の中身について正しい認識を持てるように、そうしたやり取りを是非させていただければと思っております。
今回、
道路交通法の
改正と併せまして車両側の
道路運送車両法の
改正もされておりますので、まずはその二つの
改正、今回別々に法案
審議が進んでいくんですが、個人的にはこれ連合審査した方がよかったんじゃないかなと思うぐらい密接に
関係してくる中身でもあります。そうはいってもそれぞれでやりますので、それぞれの場でしっかりと
議論を深める必要があると思いますが、ちょっと大きな枠組み、その前提の認識をまずは確認するという意味で、国交省さんの方にも来ていただいておりますので、道交法、それから
道路運送車両法、それぞれの
改正の中身について最初にお
伺いをしたいと思います。
お手元の方に資料をお配りをいたしておりますけれども、一枚目の資料は
自動運転レベルの定義ということで、これはグローバルで既に確認がされている
内容、当然日本もそれに準拠をした形でこの
レベルのゼロから5というものが設定されているので、参考ということで改めてお手元の方に皆様にはお配りをさせていただきました。
あわせて、二枚目の資料でありますけれども、横軸に時間軸が記載をされているものです。これは、
内閣官房、
官民ITS構想・
ロードマップというものが既に発表されておりまして、その中から持ってきたものになります。
政府が描いている完全
自動運転実現化へのシナリオということでこうしたマップがありましたので、これも参考ということでお手元にお配りをいたしました。
で、最初の
質問になるんですけれども、今のこの現実の、現実化に向けたシナリオの中の今どのフェーズにあって、法律としてはどの段階までを網羅している法律になっているのか、まずその点について、それぞれ
国家公安委員長、それから
国土交通省に確認をさせていただければと思います。どの段階、言ってみれば自動走行
レベルとしてどこまでの
対応が今回の法律でなされているのか、この点の確認をさせていただきたいと思います。