○竹内真二君 公明党の竹内真二です。
本日は、
国家公務員の障害者選考試験、子供の安全対策、そして高齢ドライバーの認知機能検査、東京オリンピック
関係について質問をさせていただきます。
初めに、人事院にお聞きしますが、障害者向けの
国家公務員試験に関しては、先日の
大臣所信
質疑で質問ができずに大変に失礼をいたしました。
私は、昨年十一月のこの当
委員会で、中央
省庁の障害者雇用の水増し問題を含む公務部門における障害者雇用の在り方について質問をいたしました。その際、選考方法についても尋ねたところ、人事院が能力実証等の一部を統一的に行う障害者を対象とした選考試験を
平成三十年度より導入するとのことでした。
そして、その後導入されたこの選考試験というのは、昨年十二月十四日に申込みが締め切られて、本年二月三日に第一次選考の筆記試験を実施いたしました。この筆記試験の通過者は本年二月二十二日午前十時に発表がされ、発表と同時に、二十七日から始まる各
省庁による第二次選考の面接試験への予約受付がスタートをいたしました。しかし、この発表直後から予約が殺到して、午前中には試験枠が埋まるなど、複数の
省庁が初日に受付を早々に締め切り、一部で混乱があったという報道がなされておりました。
例えば、報道では、視覚障害者は一次の合否確認や面接試験の要項の読み込みなどで全てに時間が掛かる、先着順は不利だと、こういった
関係者の声のほか、受験者らからも申込方法に障害者への配慮が足りないと、そういう不満の声が相次いだとも
指摘をされておりました。
私、昨年十一月の先ほどの
質疑の際にこういう
指摘しているんですけれども、職場施設の
整備だけではなく、共に働く同僚や上司が適切な支援、補助を行えなかったりすることがないよう、雇用ありきではない就労環境の
整備、心のバリアフリーが必要であり、雇用された障害者が障害特性に合わない
業務に従事することになったり、過度な負担が掛かったりしないよう配慮を願いたいと。
その後、人事院の方では、各府
省庁に対して、障害者雇用が増えることを受けて、上司や人事担当者などに向けて、障害のある職員に対しての理解を進めることを目的に合理的配慮指針を通達したと承知をしております。
私は、この採用、雇用してからの合理的配慮指針、合理的配慮というものはもちろんですけれども、障害がありながら難関な試験に挑み、第一次試験を通過した方々に対して、視覚障害を始め障害の特性に応じた配慮も当然必要であったと思います。
今回の混乱を教訓に、各府
省庁に対して、配慮が足りないような事態が二度と起こらないように合理的配慮指針を再徹底していただきたい、そして、雇用と同様に選考試験の対応についても改善をしていただきたいと思います。人事院の答弁を求めます。