○国務
大臣(石田真敏君)
ソサエティー五・〇、まさしく第五の
社会で、今議員から御指摘いただきましたように、狩猟
社会、農耕
社会、工業
社会、
情報社会に続く第五の
社会、これはまだ名前が付いておりません、実は。大体、工業
社会が始まっても、名前は付いたのは恐らく随分たってからだと思うんです。そういう意味では、恐らくいずれ第五の
社会というのは何だったんだということになるんだろうと思います。
そして、この
社会を動かすための基幹的な
技術というのが今明らかになってまいりました。この5Gというのもそれも
一つですけれども、例えば人工知能AIとか、あ
るいはセンサーの
IoTとか、それをやる
ビッグデータとか、いわゆる第四次
産業革命とドイツなんかでは言っていますけれども、こういうものをエンジンにして様々な
分野に応用していく、そしてでき上がる
社会が第五の
社会。これは物すごく今までと、今とは違う
社会になるだろうと言われていまして、これはダボス会議のシュワブさんも言っていますけれども、第四次
産業革命というのは今始まったばかりだと。まさしく、先ほどおっしゃられました過渡期といいますか、これ移行期でありまして、これからどんどん様々な
分野で私は可能性が広がっていくんだろうというふうに思っております。
その中で、5Gはどういうことかといいますと、よく言われるのは、三つの要素があるといいます。超
高速ですね、二時間の映画を三秒で、今で大体五分ぐらい掛かっていますけれども、三秒でダウンロードできるとか、それから低遅延といいまして、
遠隔地の例えばユンボを動かしたり、あ
るいは医療機関ができたり、あ
るいは医療でエコー診断ができたり、こういうことが低遅延であればできるということになりますが、もう
一つ重要なのは多数接続ということでありまして、これは、例えば先ほど言いました
IoT、センサー。これからは家電であろうがいろんなところにセンサーいっぱい付いてきます。そして、そのセンサーからの
情報を処理するためには、今の4Gというのでは処理できません、容量が不足して。それで、5Gというんだったら処理できる。
だから、それはまさしくこれから非常に重要な基幹のインフラになりますと。これが通らないところでは
IoTが使えないという、極端に言えばですね、あ
るいは遠隔医療ができないとか、そういうことになってくるので、5Gというのは
基幹インフラだということを申し上げているところでありまして、これからは5G、そして人工知能、
IoT、そういうものを、様々な
分野にそういう基幹
技術を使うことによって、様々な
社会が、それこそよく言われるスマートと言われるような形でより良いものになっていくというのが、その今始まりにあるということであります。