○
矢倉克夫君 ありがとうございます。
大臣、労務単価を上げていただくために業界にも働きかけをしていただいている、その上で、技能の見える化、それに対する適正な賃金、そういうようなシステムづくりも含めてやっていただけるというような力強い言葉もありました。是非、引き続き、この点に関してはよろしく
お願いを申し上げたいというふうに思います。
続きまして、
生産性の
向上に関わって
質問をいたします。
賃金を上げて人を呼び込むというのもありますが、その上で、やはり少子化の時代、人が少なくなったときに、その上で同等かそれ以上の
生産性を上げることができれば個々の賃金がやはり上がっていくというようなことにもなります。そういう意味でも、給料を良くする意味でも
生産性の
向上というのは非常に重要であります。
その上でお伺いしたいのが、
i—Constructionの
推進についてであります。
先日、私も東埼玉
道路の
建設現場に行って、松伏町に行ってきたんですが、
測量の関係でこの
i—Construction、見てまいりました。通常であれば、一人の人が機器を差し込んで、その地点の
データ、平面的な位置だとか高さだとか、これを測る人がいて、地点を指し示す人がいて、それをまた
測量する、三人の人が行為をするわけでありますが、その場の
現場では、レーザーを当てたら、それぞれの地点ごとの平面の高さやまた様々な
データが全部瞬時に画面に出てきて、そこに、
設計図から3D化された盛土の
設計がそれに覆いかぶさって、それが覆いかぶさることで、じゃ、どれくらいの土の調整をすればいいか、盛土を盛ればいいかというのがその地点ごとに全部
データで分かると。
さらには、これはまだ実用化されているかどうかはあれとしても、この
データが、例えばブルドーザーなどの建機に移っていって、GPSで移って、そのGPSで移られた情報に基づいて排土板が動いていく、最終的には無人で動くと、こういうような想定までされているというような話も聞いて、改めてすばらしいなと思いますし、こういうようなことになっていけば
生産性は当然上がる、
人手は少ない中であっても今まで以上の
生産性は上がっていくというような形を実感もいたしました。働き方
改革という意味合いでも大事だなということも実感した
取組であります。
その上で感じたのは、やはりこういうことが
対応できる人材の育成であります。その場では、外注して、ほかの
企業の方からいろいろ来ていただいて、そういうオペレーションでやったりしていただいたわけでありますが、例えば中小
企業とかでもこういうのも内製化してできるような人を育成していく、それがまた
工期との調整の関係でも非常に重要な
観点になってくるかと思います。
こういう
i—Construction、情報
技術、
分析、このような最先端の技能実習を、中小
企業の従業員も含めて学べるような
環境づくりも含めた支援の在り方、これについては
国土交通省としてどのように考えているのか、御見解をいただければと思います。