○野田国義君 立憲民主党の野田国義です。
今回こうやって
アイヌの
法案審議ができるということでございまして、私も出身は九州でございまして、
北海道から遠い
地域ということで、この
歴史あるいは
文化などなかなか知らなかったわけでありますけれども、少しでも
理解できたのかなと、そういう思いもしているところでございますので、しっかり生かしていかなくてはいけないと思っております。
まず、驚きましたのは、やっぱり
先住民族ということを認めていない、明記されていなかったということ。本当これ遅かったんじゃなかろうかなと、世界的な流れからしてもそのように思っているところでございますし、この間からお
伺いいたしました
アイヌ文化交流館ですか、ここも本当に、第一印象として狭いなと、もっと充実したものが
首都圏にもあってもいいんじゃなかろうかと、そういうことを感じたということをまず申し上げたいと思うところでございます。
まず、ちょっと順番が逆になりますけれども、
大臣にちょっとお
伺いをさせていただきたいと思います。
アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会報告書には、国による土地
政策や同化
政策などの結果、自然とのつながりが分断されて
生活の糧を得る場を狭められて貧窮していくとともに、独自の
文化の伝承が困難となり、その伝統と
文化に深刻な打撃を受けたとあります。
すなわち、懇談会では、国による土地
政策や同化
政策が
アイヌの
生活を貧窮させ、独自の伝統や
文化に深刻な打撃を与えたことを認めているということでございますけれども、やはり
政府はしっかりとこれまでの
政策に対して反省、これをすることが必要なことではなかろうかなと、そして謝罪を行う、損害賠償金を出すとかそういうことじゃなくて、やはり謝罪、ここまではすべきではなかろうかと思いますけれども、
大臣、いかがでしょうか。