○増子輝彦君
国民民主党・新緑風会の増子輝彦でございます。
私も、本当はこんな質問したくなかったんですが、
塚田前副
大臣の
発言について、少し検証しながら、幾つかの件について確認をさせていただきたいと思っています。
塚田副
大臣は、
辞任の理由として、多くの
皆様方に多大なる迷惑を掛けたとおっしゃっています。私は、
国民は誰も迷惑を掛けられたとは思っていないんですよね。むしろ、表に出ない闇の部分を本音でよく言ってくれたと、そんな思いを持っているんだろうと思っています。政治家として不見識であり、利益誘導型の古い体質が依然として残っているんだろうなと、そんなことを改めて
国民の皆さんも認識をしたんではないんだろうかと、そんな気がしているわけであります。ある新聞によれば、今回のこのそんたく
発言は、横綱級の近来まれに見る爆弾
発言だというようなことも言われているわけであります。
迷惑を掛けられたのは、むしろ名前を挙げられた政治家であり、そして
国交省の皆さんであり、今回のようなそんたく
発言が権限を持つ副
大臣から出されたことは、今後の政治と
行政の関係に改めて問題提起をしたんだろうと、そういうふうに思っているわけであります。
我々も、地元に行く、あるいは多分ここにおられる議員諸兄におかれても、要望の多くは、七、八割、道路を含めた
国土行政のことだと思っているわけであります。ですから、今回のそんたくというような、自慢げに、得意げにこんな
発言をしたということについては、甚だ皆さんも迷惑だと本音では思っているんではないんでしょうか。同時に、もしこのそんたくによる政治
判断があったと言われるならば、これはこれを証明した
塚田さんはある意味では功労者なんですね。
政治家や官僚の言葉が軽くて、問題
発言をしても何の責任も問われないという国家になってしまったのかと大変私も危惧をしているわけであります。政治家一人一人の
発言は重く、
国民の負託を受けて、信頼されていって初めてこれは国の方向性を決めていくわけでありますから、我々、心してしっかり頑張っていかなければいけない。立法府も
行政も、今回の
塚田発言をしっかりと重く受け止めて、今後反省をしながら国家の方向性に当たっていかなければいけないというふうに思っているわけであります。
そこで、幾つかの点について
大臣に、今、野田さんからも質問が出ましたけれども、ダブるところもあるかもしれませんが、少しお尋ねをしたいと思っています。
大臣、今回の副
大臣辞任について、
大臣としてはどのような責任を感じておられるんでしょうか。