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里見隆治君 ただいま
石井大臣、また田中政
務官から
お話をいただいたとおり、
奄美の
魅力をどのように引き出し、また組み合わせ、発信をしていけるか、このことが
振興開発をしていく上で大変重要だと考えます。
私が昨年訪問して感銘を受けたものの一つ、様々多くありますけれども、その一つが徳之島の闘牛でございます。徳之島に伝わる闘牛文化、これ、娯楽というようなレベルを超えて
地域の
伝統文化として保護をし、そして次世代に継承していくことが大変重要だというふうに考えます。
本年五月には、徳之島の天城町で第二十二回
全国闘牛サミットin天城大会という大会が開催されるとのことで御案内もいただいております。
全国で闘牛が盛んな
地域といえば、岩手県の久慈市とか新潟の旧山古志村、それから島根県の隠岐の島、また愛媛の宇和島、それから
沖縄のうるま市、そして徳之島の天城町、徳之島町、伊仙町三町、こうした市町から集結をされるということでございます。こうした
奄美における闘牛文化と
観光資源としての活用、こうした点も
地元、また周りからも
期待をされているところでございますので、公的な
支援を
お願いしていきたいと
思います。
これは
お願いにとどめておきますけれども、もう一点、
支援策について
国土交通省に
お願いをしたいのが、
地元の活力による地方創生のための活動への公的
支援でございます。
先ほどは
地域おこし協力隊の
お話がございました。もちろん、外からお越しをいただいて活性化に御尽力いただく方、また島の中で、若くしてそうした外の力と中の力をうまくコーディネートして
地域おこしをしている方、いらっしゃいます。昨年、
奄美ティダ
委員会で
視察をした
奄美大島の大和村の国直集落、そこにNPO法人のTAMASUという組織が、まさに
地域活性化、地方創生の好
事例として御
紹介できるのではないかと
思います。
昨日たまたま私の事務所に、これ季刊でございまして、
日本離島センター、公益財団法人が機関誌で季節ごとに「しま」という雑誌を発刊していただいておりまして、たまたまこの最新号でもこのTAMASUが御
紹介をいただいておりました。
TAMASUというのは、
奄美大島の方言に由来していて、自然や文化、コミュニティーなどの
地域の宝を
地域住民が、自分
たちだけではなく、島の内外の方と共に守り分かち合うという、そういった
思いで名付けられたというふうに伺っております。非常にいいコンセプトだと
思います。
実際にどのような
事業をされているかというと、これは一例でございますが、トビウオ漁の体験ツアーを行ったり、あるいは島の自然、文化に触れ、体験を通して島の内外の方が住民と交流をする、そうしたプログラムが好評を博しているということでございます。こうした地方創生、
観光振興の
取組を公的にも協力をしていく必要があると
思います。
こうしたソフト面の
事業を
後押しする仕組みとしましては、まさに奄振法の五年前の改正で
交付金制度が創設をされ、非常に柔軟にこうしたソフト面の
事業を
支援をいただいている。私ども公明党
奄美ティダ
委員会としても
後押しさせていただいて、この五年間で様々な
予算面、また対象の
事業面でも拡充をいただいてきたわけでございます。
この
交付金制度を使って、さらに柔軟な活用を通じてこうした
地域の
取組を
支援を強化していくべきと考えますけれども、
国土交通省としてのお考えをお
伺いします。