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森まさこ君 実は私、この水素化FCV、三十台ずらっと水素ステーションのテープカットのときに並べられていたので、伺ってみましたら、水素をぐうっと充填するんですが、その充填した水素だけでは走らないんです。バッテリーを積まないといけないんですね、やはり最初のところとか加速するときとかですね。このバッテリーも
再生エネルギーから蓄電したものを使うということでいわき市では頑張っておりまして、これをいわきバッテリーバレー構想と呼んで、官民連携で頑張っています。蓄電池の関連産業から、バッテリーの関連産業から
地域イノベーションを起こしていこう、
福島県を新・
再生エネルギー全て、バッテリーも燃料もということで頑張っているところでございます。
実は、バッテリーの企業というのは日本の中でどこに集中しているかというと、大阪、京都などの関西地区に集中しているようでございますが、先ほど冒頭私が言った
自然災害への対応、危機管理という
観点から申しますと、一点だけでは、もしバッテリー産業のところに大きな
被害が起きたときに、日本経済全体に大変な
影響が、深刻な
影響があるわけです。リスク管理という意味でも、いわきにもそのバッテリーの企業が集約するバッテリーバレー構想、これについて
環境省もこれから御支援をいただきたいというふうに御要望をさせていただきたいと
思います。
結びになりますけれども、
最後に
大臣の御決意をいただきたいと思うんですけれども、冒頭私が申し上げました、
東日本大震災から八年を迎えました。改めて、
犠牲者の
皆様や御
遺族の
皆様、そして
避難者の
皆様に
環境大臣からのお言葉もいただきたいと
思いますし、やはり
原発事故があった
被災地である
福島県の
復興再生に向けてのお言葉もいただきたいと
思います。
先ほど、一点、
復興庁が
答弁したものがございました。
森林再生事業ですかね、あれ
復興庁が
答弁してきましたけど、実は
復興庁、あと二年でなくなります。時限で終了をいたすわけでございますが、その後の後継組織は絶対に必要だと思っています。安倍総理
大臣も後継組織をつくるというふうに言っていただきました。
問題はその中身でございます。私は、後継組織はどこかの
省庁の一分野ではなく、しっかりと
福島の
復興、
原発事故があるから、まだまだ課題が多いわけでございますから、例えば
福島復興庁のような形でしっかりと独立の組織を持ってほしい、そしてそこの担当
大臣を置いてほしい。私の
意見は、
福島県に担当
大臣が常にいるというような形で置いてほしいと思っています。
先ほどの
森林再生事業も、
環境省も一緒に行っているわけでございますが、
復興庁が
答弁したのはなぜかというと、
復興庁がこの
復興の司令塔として様々な関連
省庁を指揮しながら、一体としてその
施策を進めているという
関係がございます。予算取りについても同様でございます。このことについては
環境大臣が御
答弁なかなかする立場ではないと
思いますので、私の
意見として申し上げますが、今、
福島県はそのような難しい課題をたくさん抱えているということでございます。どうぞ、そういった
福島県の
復興に向けての
環境大臣のお言葉もいただきたいと
思います。
先ほどG20の話もいたしましたけれども、G20の持続可能な成長のための
エネルギー転換と地球
環境関係閣僚会合も初めて開催されるわけでございます。
原田環境大臣がこのG20に向けて、様々な資源循環戦略の策定、さらにはパリ協定に係る長期戦略についても御活躍をなさるというふうに
思います。
また、生物多様性の分野においても、二〇二〇年を目標年とする愛知目標の達成に向けた
取組など、
環境分野には課題が山積をしていると
思います。
また、その中で水素
エネルギー、先ほど水素についてのバッテリーバレー構想も申し上げましたが、もう少し説明をさせていただきますと、水素についてのバッテリーだけでなくて、このバッテリーバレー構想は全ての
再生エネルギーからきたものを蓄電していこうと。太陽光の蓄電したバッテリー、それから風力発電の蓄電したバッテリーということについても、いわき市でバッテリーバレー構想を進めていこうという
取組をしております。風力発電についても、陸上でも世界最大の風力発電が四基、
南相馬市に造られて、私も三・一一のときにそこも見てまいりましたが、そして洋上の風力発電も世界最大の風力発電が今実証実験で楢葉沖に浮かんでいるわけでございます。こういったものをバッテリーにしていくという構想でございます。
そういったものを含めて、全般的な
原田環境大臣の御決意と御見解を伺いたいと
思います。
お願いいたします。