○近藤(和)
委員 ありがとうございます。
白竜丸の
視察、また、
現場の皆様からさまざまな御
意見を伺ったということで、その姿勢に対して敬意を表したいというふうに思います。そして、三日から五日ぐらいかかるということで、そこまで計算をしていただきまして、ありがとうございます。
大臣は大変お忙しいと思うんですよね、実際には。私は一国
会議員で、
大臣よりは自由にできる時間がたくさんございます。ですから、何らかの形で指名していただいて、特殊義務契約みたいなものを結んで送っていただければ、やはり、むしろ漁師さんの士気として、
大臣が来たというのが一番いいんですけれども、現職の国
会議員も来た、それこそ波をかぶって、イカのにおいも餌のにおいも嗅いで、これだけ真剣に考えているというふうには私は思っていただけると思うので、ぜひともこういうことも御検討いただければと思います。あえて答えは求めません。
水産庁さん、ありがとうございます。
それでは、次の
質問に参ります。
日米首脳会談についての
質問です。外務省さんにもお越しをいただいています。
トランプ大統領が就任してもう少しで二年半ということになるんでしょうか。
世界はトランプを中心に回っている、よくも悪くも振り回されていると言ってもいいと思います。パリ協定しかり、NAFTAしかり、イランの核合意しかり、そしてTPPについても同様です。
これだけもう振り回されているという中で、じゃ、
日本はどうなんですかというところは、やはり私たちは、
日本は
日本としての両足を、しっかりと根っこを張っていく必要があるんだろうというふうに思います。
その点では、先ほどから各
委員が、今回のトランプ訪日についてさまざまな
質問がありましたが、実際には、役人の方には酷な
質問、つらいんだろうな、トランプさんが来ることに対してありとあらゆることを想定して、トランプさんが去った後の国会は大変だぞというような準備もされてきたのではないかなというふうに感じています。
そして、注目しなければいけないのは、まずは、
一つは中身、どういった中身であるのか。
そして、もう
一つの注目点は、時期的な問題ですね。いつ合意したいといったゴールを定めてくるのかという注目点。
そして、さらには、今までのこの
委員会の中でも何度も
質疑になっていますけれども、
日本とアメリカが、貿易
交渉なのか物品
交渉なのかという表現の違いは別として、合意に至るということなのであれば、じゃ、TPP11へ呼びかけていくというそもそもの
日本の立場はどうだったのか、実際には、これはセーフガード等についての関連ということにはなるんですけれども。
こういったことも含めて、いろいろな想定ということを、私も頭の体操で、トランプさんが来られてどういったことを言っていくのかなということを注目をしていました。
特に、今回は、前々回のこの
委員会でも
質問させていただきましたが、ゴールデンウイークに入る前に、突然、五月に合意したいと言い出して、そして実際には、五月なんて無理だ、
日本の立場からすると。しかも、もし
日本が大幅に譲るような内容であれば、七月に参議院
選挙があるからその後にということになるんじゃないですか、そこで何か譲っちゃいけませんよということも含めて
質問させていただきましたが、案の定、八月にずらすということで、トランプさんはその件を言明をいたしました。
実際には、「ジュライ エレクションズ」、七月の
選挙という表現は、これはツイッターでいたしました。そして、さらには、翌日、二十七日の日米首脳会談の後の会見でも八月ということを言葉で出しましたけれども、そのときには安倍総理の目は泳いでいた、これは
皆さんも御記憶に新しいかというふうに思います。
振り返れば、昨年の九月、ちょっと話はそれますけれども、プーチン大統領との
経済の
シンポジウムの中で、条件をつけずにと言われたことで当時の安倍総理の目が泳いでいましたが、そのときと同じような印象を受けたというのが正直です。ああ、八月と言われてしまったというような、そういう印象を受けたんです。
そして、今回は、この件も問いたいんですけれども、まず、先に違和感を持ったのがツイッターの中身です。お手元に資料を配付させていただいていますけれども、この上段のところで、「アグリカルチャー アンド ビーフ」という表現をいたしました。何が強い違和感を感じたかといいますと、今までは、農産品だ、自動車だという言い方をしていたんですよね。でも、「ビーフ」という表現、今までなかったんじゃないかと思うんです。
それで、外務省さんに確認いたしますが、少なくとも、昨年の九月の共同声明から、トランプ大統領が、
日本に向けての、「ビーフ」という特出しをした表現というのは今まであったでしょうか。