○初鹿
委員 大臣、この一日で廃棄をされているというのが本当に適切なのかということを、しっかり
政府全体として考えていただきたいんですよ。
公文書管理法や行政文書管理規則で何を定めているかというと、政策の意思決定の過程をやはり明らかにしていって、現在もそうですけれども、未来の
国民がきちんと検証ができるように残していくということが必要だ、それが民主主義の基本だということでガイドラインや公文書管理法がつくられているわけです。
そういうことを考えると、
大臣の日程が一日で廃棄をされているという
状況が、民主主義として、後々いろいろな問題を検証するときに支障が出てくるというふうに私は思いますので、ぜひその点をしっかり受けとめていただきたいと思います。
その上で、
情報クリアリングハウスが、これはNPOですけれども、
情報公開をしてわかったものなんですけれども、ここでもいろいろな
指摘をされておりますよ。特に、一番最後の十ページ目のところを見ていただきたいんです。
大臣の日程表については国
会議員としての事務所側と共有されており、国
会議員事務所としては引き続き保有、整理されているようである。しかし、これらは私文書であって、行政文書ではない。
国務大臣は国
会議員でもあるが、
大臣という立場を預かっている身であり、その立場において何をしたのかは、国
会議員や個人としての
情報ではなく、
大臣という立場に関する
情報である。
大臣としてどのような人に会い、どこへ行き、どのような会合に参加したかなどは、
大臣という立場を濫用していないか、
大臣という立場にある者がどういう人々にアクセスしているのか、いつどのような
情報を知り、指示をしたのかということを示す重要な
情報である。これらの
情報が公的記録として残されていないことは、権力や民主的統制のもとに置かれておらず、仮に私文書としてのみ残されているならば、それは権力や権限を持つ者の公的な立場に対する記録の私物化にほかならず、大きな問題と考えているという
指摘をしておりますが、私はそのとおりだと思うんです。ぜひ、そこはきちんと受けとめていただきたいと思います。
その上で、今回、私は非常にびっくりしたんですけれども、
大臣の日程というのはどういうふうに管理しているのかということを聞いたら、皆さんのお手元に各
大臣の日程表を出しましたが、こういうエクセルの表に毎日打ち込んでいて、それを書きかえているというような言い方をされました。
でも、日程の管理というのは、例えば一週間後や一カ月後の予定も入りますよね。それがいつ入っているのかということをきちんと記録しておかなければ、新しい日程を入れるときに、ダブルブッキングになってしまうと思うんですね。
例えば、うちの事務所だとグーグルカレンダーを使っていますが、グーグルカレンダーとかサイボウズとか、そういうソフトを使っていないのかと言ったら、使っていませんと。じゃ、一週間先までの日程、一カ月先までの日程というのはつくっていないのかと言ったら、つくっていませんと言うんですよ。じゃ、一体どうやって管理をしているのか。
ちょっと片山
大臣にお伺いしますけれども、
大臣自身は、一カ月後の日程はどうやって管理されていますか。例えば、ここで、一カ月後の何月何日に予定はあいていますかと言われたときに、何を見てそれを確認しますか。