○森田
委員 ありがとうございます。
保育の
受皿五十万人、あるいは外国人労働の受入れを三十数万人という数字に比べても、百十五万人という数字のインパクトの大きさというのは、私は大きく受けとめてしかるべきではないかなと思っておりますので、ぜひ、無理に働けという
意味ではなくて、やはり受け入れる社会の土壌というのも大事だと思っておりますので、こういう方にはこういうふうに力を生かしてもらおうというような、受けとめる側の理解も含めて進めていくべきことではないかなというふうに思っております。
また、同じく人材活用という面と、それから
保育士不足等も含めてのことになると思うんですけれども、この前、
委員会で参考人
質疑をしていただいたときに、派遣会社あるいは
紹介の
お話が出ておりました。
私のところなんかも、派遣の方というのはそんなに使っていないんですけれども、
紹介をして人材を、例えばうちだったら介護福祉士を持っているとかケアマネだよとか、そういう資格を持っていて仕事に入ってもらうと、
紹介料が月収の何倍とか、あるいは年収の何割とかという計算で、要するに八十万円とか百万円とかそういう数字で
紹介会社に払って人材を入れるということをやらざるを得ない、配置基準があるのでそういうこともやらざるを得ないような
状況になっております。そうすると、介護なんかも処遇
改善で出していただいていますけれども、処遇
改善で幾らかというか、いただいたお金も、八十万とか百万とかというお金を
紹介会社に払うと、ほかに出す余裕というのが非常に限られてしまうということもありまして。
ということは何を求めているかというと、ハローワークの機能強化、充実、人材
紹介の機能強化というのをぜひ
お願いしたいなというふうに思っております。
うちに来た看護師で、何で
紹介会社、派遣会社を経由してきたのと聞いたら、別に、何かスマホでクリックして、こういう職があります、看護師、月収幾ら以上みたいなものをぽっと押しておいて登録しておいたら、いつの間にやら
紹介で、こういう勤務先があります、どうでしょうかみたいなことをやって。働く、求職者の側としては楽なんですよね。一回登録しておけば、いつ幾日この会社の面接があります、この条件はこうですということをかわりにやってくれる。ただ、ハローワークに行ったら、ハローワークにまず行かなきゃいけないし、
紹介票を見てどうするこうするとやって、アポイントの電話をかけましょう、何しましょうとやっているのがかなり手間がかかる。それを
紹介会社が代行してやってくれるので、これは楽ちんだなと。
職を探す立場の方からすればそうなんですけれども、
企業の側としてはたまったものじゃないですね、それでもう八十万とか百万とかというお金がどかんと動くわけですから。
ハローワークに全部そこまでやってくださいということを言うのは酷かもしれません。ただ、
紹介会社の費用を半分出してくださいとかというのは多分無理だと思いますので、であれば、公的なそういう職業
紹介の枠組みの機能強化というものをしていただいて、丁寧なマッチングとか、あるいは、潜在的な求職者も含めてそういうやりとりをしていただけるような、ぜひそういう取組を進めていただきたいなと思いますが、このあたりについて御所見を伺えればと思います。