○浦野
委員 答弁の中で民間の話にも触れていただきましたけれ
ども、民間業者も、ICチップの中に容量がちゃんと余裕を持たせてあって、そこを民間で利用できるようには開放はしてあるわけですね。
いろいろな使い道はあるとは思いますので、これからいろいろと出てくるんだろうとは思うんですけれ
ども、
ヒアリングをさせていただいて、この質問通告でいろいろお話を聞いたときに、やはり、マイナンバーカードが普及していたら、こういうのに使いたい、ああいうのに使いたいという提案はたくさんある。要は、もう卵が先か鶏が先かというお話だったと思いますけれ
ども。例えば三千枚以上マイナンバーカードが発行されていたらこういうサービスを提供したいとか、そういう提案はあるということなんですけれ
ども、これは、逆にやはり、こういうサービスを受けられる、こういう便利なことに使えるんだというのがあって初めてマイナンバーカードをみんな発行するんだと思うので、そこはもうちょっと民間を巻き込んでやっていただけたらなと思います。
私の地元の
自治体も、地元の
自治体言うたら自分の住んでいる市になっちゃうので、ばれてしまうので、松原市というところですけれ
ども、担当の人たち、市の担当者の
方々も、これは何とか、せっかくマイナンバーカードがあるのに、これは使い出したら便利やというのは市の職員もみんなわかっているわけですね。なのに、なかなかみんな発行してくれない。発行しなくても、番号があればある程度用途が済ませられる。しかも、仮で出しているやつはずっと使える。ところが、マイナンバーカードは、発行してしまうと、期限が設けられていて、更新を、ICチップは五年でしたっけ、そういう更新をしないといけないという、面倒くさい手続までまた、本チャンのカードがむしろ面倒くさい手続がふえてしまう、そういうところを何とかなりませんかねみたいなことをやはり市の担当者もおっしゃっていました。やはり、利便性が上がれば、みんな使うようになると思います。
これは、今、チケットの転売とかコンサート会場の本人
確認で使われるようになっているそうなんですけれ
ども、聞くところによると、ついこの間引退をされた大物歌手と言ったらもう誰かわかっちゃいますけれ
ども、名前は言いませんけれ
ども、例えばそういう方のコンサートは、本人
確認できるものを持っていかないと会場に入れない。ある
子供が療育手帳、
子供さんですから免許証とかそういうものは持っていませんから、療育手帳を持っていって本人
確認をしてほしいと言ったら、できません、これは本人
確認のものではないですというふうに言って断られた。では
子供たちはどうしたらいいんですかということだったらしいんですけれ
ども、マイナンバーカードをとってくださいというふうに運営側から言われたと。
確かに、
子供でもマイナンバーカードは発行できますので、とれますので、そういった意味では、そういういわゆる免許証とか保険証とか、大人が大体普通持っていそうな、身分を証明できるようなものというのを
子供として持たそうとすれば、やはりマイナンバーカードが今一番有効なんじゃないかなということらしいんですね。
それで、その話を聞いて、そうしたら、アイドルに会いに行っている若い子とかでも、そのうち、本人
確認のためにマイナンバーカードをみんなとるようになるんじゃないかなというふうに、むしろ、我々の世代よりももっと若い世代がマイナンバーカード普及率がめちゃくちゃ上がっていくんじゃないかなというふうにも思います。
もう
一つ聞いたところでは、レンタルビデオ屋さんで、
子供、それなりの年になればいろいろなDVDとかを借りに行く。そのときも、本人
確認が学生証とかではしてもらえないから、そういう
子供らもマイナンバーカードを発行して、マイナンバーカードが自分の証明書になるので、それでそういうレンタルビデオ屋さんとかに行って会員カードをつくって利用しているんだと。
何か本当にちょっと、だんだんだんだん自分が年をとってきたなというふうに、そういう話を聞くと思ってしまいますけれ
ども、何かそういう、自分たちがああなるほどと思うようなマイナンバーカードの利用の方法が、若い世代には、もう勝手に、勝手にという言い方は適当じゃないかもしれないですけれ
ども、しっかりと普及していっているんやなというのは、改めて、お話を聞かせていただいて、びっくりいたしました。
私の
子供も四月から中学生なので、マイナンバーカードをとると言い出したら、ああ、何かやろうとしているなというのが、多分ビデオ屋さんで何かビデオを借りに行くのかなとか、何かでマイナンバーを使おうとしているんやなというのはわかるので、それはそれでいいなとは思いますけれ
ども、余り自分の
子供のことをばらさぬようにしますけれ
ども。
ということで、マイナンバーカードは普及はこれからどんどんしていくでしょうけれ
ども、やはり、これも私、
予算委員会で少し、苦言というか、申し上げましたけれ
ども、省益で、自分たちの既得権を侵されるのが嫌で各省庁が実は抵抗しているんじゃないかという疑いすら私は持っていますので、やはり、政府としてぜひ、これはもう導入した以上は便利になるように普及をどんどんしていただけたらと思っていますので、よろしく
お願いをいたします。
次に、
企業主導型保育所についてなんですけれ
ども、これは午前中も、山尾
委員も、その前の
阿部委員も取り上げてやっていました。
このきょうの午前中の
指摘も、私は本当に傾聴に値する
議論だったと思うんですね。やはり一番危惧しているのは、真面目にやっている
企業主導型保育所の皆さんがあらぬ疑いをかけられるというのだけは本当に残念なことで、そのためには、私は
企業主導型の
保育園の経営者の皆さんとも日ごろ意見交換もさせてもらったりしましたけれ
ども、やはり、自分たちでまずはしっかりと、ちゃんと運営していくんだと。それで、保育の質もしっかりと自分たちで自己研さんして上げていく、そして業界として自助努力でレベルを上げていくということをやはりしないといけないということで、みんな努力はされているわけですね。しかし、一部の不届きな
企業によって、そういう悪いイメージを植え付けられる。
これは、待機児童解消のためにも資する、当然、きょうの山尾さんの
指摘にもありましたけれ
ども、そういう目的も含まれているわけですから、この
制度がそういった一部の人たちのせいでこけてしまうと、待機児童がまたふえる、今度は入れない
子供がふえてしまうんですね。だから、私は、それはやはり避けるべきだし、しっかりと
企業主導型保育所が自立してやっていっていただかないといけないというのはあるんですけれ
ども。
私は、これは
監査がしっかりできているか、もし
監査がしっかりできておったら、そんな変な保育所なんて淘汰されるはずなんですよ。なのに、淘汰されない。いろいろな問題を抱えて、発覚したときには、もう逃げていたり、もう畳んでいたりするわけですね。私は、この
監査がまともにできているのかどうかというのを非常に危惧しています。
この質疑をすると、隣に座っている塩川先生が、だからこの法案審議したときに
指摘したやんかと、えらい怒られるんですけれ
ども、僕も。そのとおりなんですけれ
どもね、心配していたことが起こっているじゃないかというふうに言われるんですけれ
ども。
要は、
監査、きょうの
阿部さんの
指摘の中にも大きく取り上げられましたけれ
ども、その
監査指導を委任、委託しているところがほんまに大丈夫なのかと。具体的に言うと、パソナフォスターですね、株式会社パソナのグループ会社ですけれ
ども、ここに委託をされていると。
これは
予算も、午前中の質疑で、
平成二十九年に三億円、三十年に六・九億円、
予算がついています。
これで、今、物すごく数がふえている
企業主導型の保育所全部をほんまにしっかり
監査できているのかと言われると、絶対できていないです。間違いなくできていないです。これだけの認可の数、人数も今
確認しましたけれ
ども、これだけの人数で、全国これだけある主導型保育所を
監査できるわけがありません。
しかも、
監査に来られたことがある経営者の方がおっしゃっていました。めちゃくちゃ態度が悪い。
監査しに来る人の態度がめちゃくちゃ悪い、もうめちゃくちゃ腹が立つと。めちゃくちゃ上から目線で、ああだこうだ言ってくる、おまえらに何がわかるねんという話をされていました。
だから、私、これはちょっと、
監査のあり方については真剣に
議論していただきたいんです。これを例えば行政がまたやりますとなると、行政自体も
監査でもういっぱいいっぱいなんですよね、実際。認可保育所の数だけでも、正直、地元
自治体は、
監査、あれは年に一回、本当は
監査しないといけないんですけれ
ども、できていませんから、もう既に。だから、主導型保育所までやりましょうとなると、すごい数になってしまうでしょうから、私、行政でもなかなかできないんじゃないかと思うんです。
やはり
監査の仕方をちょっと
検討すべきだと思うんですね。これは、ちょうど
立憲民主党の
早稲田さんの質問主意書で、三十年の十一月二十日に質問主意書が出されていて、この質問主意書と
答弁書を読んだらすごくわかりやすいんですけれ
ども、本当にこの主意書の
中身を見ても、
監査のあり方については考えさせられる部分がたくさん出ていますので、この
監査の部分について、どういうふうにこれからしていくかというのをちょっとお答えいただけますか。