○小熊
委員 これは、そういう姿勢もあらわしていくのに、
先ほど言ったADRの和解案ものむということにも含まれてくると思いますので、視察も行ったときにいろいろな資料映像を見て、とんでもないことを私たちはしてしまったという言葉も使って資料映像をつくっていましたけれども、我々が感じるのは、言葉や表面的な態度は真摯な
対応をしていますが、中身が伴っていないという印象です。
これは我々も、長い
取組の闘いになってきます、原発事故
災害の克服は。完全な廃炉までも、多分、相当年月がかかるわけですから。東電の真摯な
対応というのも、言葉だけではなく、本当に、許す、許されないという言葉は使いたくありませんけれども、まさに、どこまでいってもずっと、多分、頭を下げ続け、努力をし続けなければいけないぐらいの深刻な事態であるというふうに思いますので、今の言った言葉を実行するためにも、ほかの部分も今までどおりじゃない
対応をしなければ、その言葉は単に美辞麗句に終わるということを
指摘させていただきたいというふうに思います。
次に、コソボの
皆様がいらっしゃるので、観光
復興について移りたいというふうに思います。
いろいろな国から、国内外、御
支援をいただきました。今でも御
支援をいただいているところであります。
コソボの皆さんも、独立間もないのに、この
東日本大震災の際には
支援を申し出ていただいた国の
一つでもありますし、また、震災直後に、もともと開催予定であった国営のコソボ・フィルのコンサートが、チャリティーコンサートにすぐ切りかえていただいた。もちろん、首席指揮者が、柳沢さんという日本人がコソボ・フィルの指揮者でありますけれども。
まさに、そうしたコソボの
皆様を始め、国の大小にかかわらず、また国内事情にもかかわらず、世界の多くの
皆様から御
支援をいただいたことは、私も
福島県民の一人として、また東北人の一人として、この場をかりて
感謝を申し上げたいというふうに思います。
また、その後、国際的な風評にも
福島県はなってしまっていて、
先ほどの同僚議員の
質問の中にあったとおり、いわれのない、科学的根拠のないさまざまな規制もまだ継続しているところでもあります。
オリンピックの話も岡本さんからもあって、本当に私もそう思っていました。出だしが
福島県、
福島県ではソフトボールや野球をやるけれども、決勝はやはり東京ですから。
先ほどの提案は、ぜひ私からも
お願いしたいと思います。
これは世界発信をしていくということで、インバウンド、お配りの配付資料にもありますとおり、回復傾向にはあるんですけれども、震災前と現在とでは、全国はざっくり言うと三倍に伸びているわけであります。東北各県も頑張ってはきているんですけれども、やはり
福島県は伸び率は少ない。ある
意味、二周おくれ、三周おくれというところにもなっているところであります。
これは
予算的には、東北観光
復興対策
交付金又は東北観光
復興プロモーション、「新しい東北」交流モデル
事業などとなって、東北全般が当てはまっています。これはこれで大事なことだとは思いますし、その中で
事業採択が行われ、県ごとだったり、エリアごとだったり、
事業ごとについているわけですから、平均的に六県についているわけでもないというのも承知はしていますけれども、今言ったとおり、継続中の
災害を抱えている中で、
福島県というのはさらなるハンディ戦でありますし、実態としては配付資料のとおりであって、だから、今までこうやって
支援は、新しい
事業ではなくて、今までもこうした
事業がなっている中で、結果に差が出てきてしまっているわけです。
であるならば、このインバウンド、非常に、これからも交流人口、人口減少の中でしっかりやっていかなけりゃいけない、
地域振興にとっても必要な
事業でもあります。
そうした
意味では、各
地域ごとに、もちろん、こういう説明も受けました。やはり、そうですね、海外の人が来たらいろいろなところを回りたいというから、広いエリアで売っていくことが重要だという、それもわかります。
福島県だけの宣伝じゃなくて、東北全部回ってくださいとか、東京に来たら、あわせて東北も来てくださいとか、そういう売り方ですから大きなエリアになってしまうというのも理解はするところですけれども、結果としてこういうことになってはいますから、やはりきめ細かな
対応が必要だというふうに思いますけれども、それについての御
対応をお聞きいたします。