○宮崎
委員 自由民主党の宮崎政久です。
質問の機会をいただきましたことを感謝申し上げまして、
質問させていただきたいと思います。
まず、
下関北九州道路について
質問したいと思います。
この
下関北九州道路、きょうも
質疑の対象となっておりますけれ
ども、本年四月から
直轄調査がなされている
段階であります。きょうは、一回整理して、これがどういう
経緯で
直轄調査に至ったのかを御理解いただきたいと思いまして、
質問をいたします。
御了解いただいて配付をしております配付
資料の一番をごらんください。これは、一昨日
国土交通省が
理事会で配付した
資料を、わかりやすくなるように私の方で加筆をしたものであります。
平成二十年の三月に
海峡横断プロジェクトの
調査が凍結をされました。そして、その後、二十五年の四月から、これは県の単費で
調査が行われています。そして、二十八年の十二月に
地域提言が取りまとめられるというふうな運びになっていくわけであります。
その間にいろいろな要請もあるわけでありまして、配付
資料の二をごらんください。これは、
平成二十七
年度から直近に至るまでの要請の
状況の、現在確認ができているところということで
国交省の方でつくった
資料でありますけれ
ども、こういうような
経緯も踏まえて、
地域提言が取りまとめられる間も累次にわたって
地元からの要請があったわけであります。
また、また
資料一の方に戻っていただきますと、二十八年の四月の十四日、熊本地震が発災をするわけであります。その救援活動を行うに当たって
関門トンネルや関門橋が使用されておりまして、その際、この
関門トンネル、関門橋の老朽化、
渋滞などの
課題に直面をして、それらにかわる代替路の
必要性が
地元でも非常に大きく痛感をされた。そういった
課題も踏まえて、二十八年十二月十八日にこの
地域提言の取りまとめに至るという
経緯をたどっております。
この
地域提言を踏まえて、
平成二十九
年度から
補助調査が開始されることになるわけであります。
もちろん、
補助調査の開始に先立って、
資料二にあるような形で
要望、要請が上がっていたということも事実であります。しかし、県の単費による
調査というものがあって、その
調査を踏まえた上で
補助調査が行われている。単なる
調査ではなくて
補助調査とされていることからも、この
経緯というものは明確に出ているわけでありまして、何かの要請があってある日突然降って湧いて出てきたというものではありません。
この結果を踏まえて、
平成三十一年の三月八日の
調査検討の取りまとめという
成果に結実をしていくわけであります。このことを、この
資料の一の方では、
調査結果の取りまとめが順次されていくことを右側に赤い矢印で示しているところであります。
資料の三をごらんいただけますでしょうか。
資料の三は、
下関北九州道路調査検討会の三十一年三月八日の
調査検討の取りまとめの
要望部分と、その後ろについているパワーポイントのところであります。
めくっていただきまして、三ページから五ページのところが、行われた
補助調査の結果を
要望でつけた部分の抜粋であります。
この三ページの一番下の赤枠で囲まれた「まとめ」という欄があります。
一つ目の丸を読みますと、
下関北九州道路の役割として、
地域の意見も踏まえ、暮らし、産業・物流、観光の観点に加え、災害時における関門橋や
関門トンネルの代替路、バイパスとしての機能確保を位置づけ、二つ目の丸では、
地域の意見も踏まえて三つのルート帯を比較
検討した結果、両市を最短で結び、混雑緩和も期待できるBルート帯が最も望ましいとまとめられ、もう一枚めくっていただきまして、四ページの方の、同じくこれも一番下の「まとめ」という赤枠で囲った欄でありますけれ
ども、
一つ目の丸の一番最後のところに、橋梁案が比較的優位というまとめがされていて、二つ目の丸では、今後は、今回の基礎的
検討を踏まえ、地質などの詳細な
調査を
実施するとともに、高度かつ広範な専門的知見をもって
検討を深め、構造形式を
検討することが必要だというふうに
調査検討の結果を取りまとめたことが記載をされているわけであります。
戻っていただきまして、この
資料三ですけれ
ども、こういうことも踏まえて
要望がされるわけであります。
資料三の一ページ、赤線を引いておきましたけれ
ども、
要望として、
下関北九州道路の早期実現のためには、国の高度な技術力や多岐にわたる知見が不可欠であり、
下関北九州道路調査検討会による基礎的な
調査検討の
成果を踏まえ、
事業化に向けた次の
調査検討の
段階である国による
計画段階評価などの手続に早期に
移行することが必要でありますと本文に書いてあり、めくっていただいた二ページ目のところで、今のことを、記の一ということで、
要望事項として一番項で掲げているという流れであります。
冒頭述べましたように、この
道路は本
年度から
直轄調査となっていますが、こういった
経緯を踏まえて順々に行われているものでありますし、これは
下関北九州道路に限った話ではなくて、ほかの
道路と同様に、極めて一般的な流れを踏んでいるというふうに私は
認識をしております。
ですから、この途中に、
資料一の方にもあえて残してありますけれ
ども、例えば
関門会の
要望を受けてある日突然出てきたというものでもないし、このような順々の
経緯をたどっているということが御理解いただけるのではないかと思っております。
そこで、
道路局長に
質問しますけれ
ども、今
説明させていただいたような
経過からも明らかなように、今回の
直轄調査は、どこかから
要望があって、その
要望に特に応えたとか、利益の誘導を受けたとか、そういうことと私は全くかかわりがない
道路であると思いますけれ
ども、こういう事実
経過の
認識で間違いないか確認をさせてください。
〔
委員長退席、松本(文)
委員長代理着席〕