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大串(博)
委員 一番基本的な、
第三者性があるかどうかという、
大臣が
繰り返し主張してきていた
根本論のところで誤った
答弁をしている。そもそも、ここからこの統計不正の問題の
事後対応においてもとんでもない問題になっていると私は思うんですよね。
国会の場で事実と異なった
虚偽の
答弁をするということは、絶対にあってはならないことです。これに関して論を進めさせていただきたいと思います。
先日、一番大きな問題になっている二〇一五年九月十四日、
資料を配らせていただいておりますけれども、大きな
論点として私たちは、
中江秘書官の示唆、
問題意識によってそれまで
厚生労働省において全量入れかえ
方式と考えていたものを
部分入れかえ
方式も含めて
継続検討とするというふうに、
総理の
秘書官の
意向を受けて変わったのではないかというふうな疑念が持たれています。
その
経緯を一枚目の
資料に書いていますけれども、九月十四日の早い時間に
姉崎さんと
中江さんが会っていらっしゃる、十四時〇一分の
厚生労働省ファイル、保存の
ファイルにおいては、いまだ総入れかえ
方式が適当という
厚生労働省検討会の
結論が書かれている。一方で、十六時〇八分に
手計補佐が座長に対して、
委員外の方からの
意見でということで、
部分入れかえ
方式も含めて
継続検討とするということになりましたというメールを送っている。ところが、
ファイル上でそれを直したのは二十二時三十三分と極めて遅い時間であった。こういうふうになっているんですね。
この中で、
姉崎さんが、いやいや、
中江さんから言われてこのような
修正をしたんじゃなくて、
自分の意思で
修正したんですということの論拠として、
中江さんに会う前に私は
補佐にこの
修正の
指示をしているんです、十一日の金曜日の夜か十四日の朝かというふうに言われていました。
補佐の方は、これは十四日の朝に
指示を受けたというふうに
記憶しているというふうに言われていますけれども。
私が、先般、二月二十七日の
予算委員会分科会において、十四日の朝に
姉崎さんから
手計さんが
指示を受けたにしては
ファイルの
修正が二十二時三十三分と極めて遅いじゃないか、なぜか、この事実
関係を問うたところ、これはなぜかというと、
姉崎さんの、
中江さんに会う前に
指示したんだ、これが本当かということが極めて重要な今
論点になっているんですね。これが成り立たなければ全体の
説明が崩れるわけですよ。
私は、おかしいな、なぜ朝に
指示して
修正が二十二時三十三分にまで遅くなっちゃうのか、怪しいなと思いました。なぜなら、当時、
分科会のときの
説明の中では、
補佐がなぜ十一日金曜日に
姉崎さんから
指示を受けたのではない、十四日の朝であったかというふうに覚えているかというと、十一日金曜日の夜に
指示を受けたのであれば
土日を使ってでも
修正をしているはずだから、それをやっていないということは十四日の朝だろうというふうに
補佐は言っていると。
そんな重要なことを、その日、
指示をされて二十二時三十三分まで放っておくわけがないと私は思うんですね。やはり
中江さんから
指示を受けて、
姉崎さんからこれは変えなきゃいかぬという
指示を受けてやったのではないかと思われる。
これに対して
質疑をしました。二枚目です。なぜ二十二時三十三分と遅くなったのかという私の
質問に対して、
藤澤さんに
手計さんによく聞いてから答えてくださいというふうに言ったところ、
藤澤さんからの答えは、下線を引いています、十四時〇一分
時点の
ファイルは主に
報告書案の
前半部分を
修正したもので、二十二時三十三分
時点の
ファイルは主に
報告書案の後半
部分と
タイトルを含めて
修正作業が完了したものであるが、
部長の
指示を踏まえた
修正箇所、すなわち、
継続審議にしますという
部分は、
報告書案の後半、これは一番
最後の二ページですね、後半
部分であったがために、結果的に、二十二時三十三分
時点の
ファイルにおいて反映したとのことでございましたという
答弁がありましたが、これをもって私は、この日の
ファイルを全て提出してくださいということをお願いしました。提出してもらった
ファイルを全てチェックしました。
三枚目を見てください。
三枚目は、十四時〇一分に
修正された
ファイルです、十四時〇一分に
修正された
ファイル。これは
藤澤さんが、
手計さんによると、
前半部分の
ファイルを
修正したんだ、よって一番
最後のところに書かれている、これで言うと
星印のところですね、左の
星印、総入れかえ
方式で行うということが適当である、この
結論部分は変えていないんだ、
前半部分の
修正をやっていたんだというふうに
答弁されました。
しかし、見てください。十四時〇一分の
ファイル、一番
最後の
最後の二ページ、六カ所も
修正しているじゃないですか。これだけじゃないんですよ。ほかにも後半
部分はたくさん
修正をされているんです。
しかも、見てください、
星印のまさに
当該のところ、まさに問題のところだけ残して、ここだけぽっこり抜ける形で、ほかのところは全部きれいに
修正され切っているんですよ。
藤澤さん、あなた、
分科会のときに、
前半部分を
修正したからここには行き着かなかった、後半
部分には行き着かなかった、よってこの
星印の一番肝心なところは
修正しなかった、よって二十二時三十三分に遅くなった、こういった
説明をしましたけれども、これは事実と反しますね。