○中谷(一)
委員 立憲民主党の中谷一馬でございます。本日はどうぞよろしく
お願い申し上げます。
科学技術・イノベーション特別
委員会では初めての
質問をさせていただきます。私からは、第四次産業革命の基盤となる
技術への見解とその活用についてるる伺ってまいりますので、よろしく
お願いします。
今生まれた子供は、きっと免許を取る必要はない。次世代の自動運転車の普及を念頭に、このような話がダボス
会議における
議論で語られました。
今、
世界じゅうで
技術革新による未来が語られるようになりました。サイエンスフィクションの父とも呼ばれるジュール・ベルヌは、人が想像できることは人が必ず実現できるという
言葉を残されており、実際に私たちの現在の生活においても、数十年前に描いていた、こんな未来が来るかもなと想像していた多くの出来事や
技術が実現されております。
例えば、ドラえもんというアニメは私たちの近未来を想像するのにとてもイメージがしやすい物語かと思いますが、そのサイエンスフィクションであった秘密道具からも、現実
世界においてそれらに近い形で実装されているものが多々あります。例えば、ほんやくコンニャクというどんな
言葉でも操れるようになる道具は、ウエアラブル翻訳端末という形で実装され、個人で空を飛べるアイテムであるタケコプターは、ジェットエンジン搭載のフライボードという形で、それらに近いものが実現されております。
こうした
社会の変化に私は大変わくわくいたしますが、それと同時に、こうした
科学技術の進化による
社会構造の変化にしっかりと対応し、国富を最大化することで
国民生活を豊かにするといった使命を本
委員会のメンバーには与えられているという気概を持っております。
私は、
政府・与党と野党は、政策を競い合うライバル同士であったとしても、嫌悪感を持ち合うような対象であるべきではないと考えております。山の登り方は違えど、目標として、
日本をよくしたい、
国民生活を豊かにしたい、こうした思いは同様であると信じております。
そうした観点から、私は、否定論理ではなく、未来への展望を交えながら、第四次産業革命の基盤となる
技術への見解とその活用についてるる
質問をさせていただきたいと思いますので、
平井大臣、そして
政府参考人の
皆様におかれましては、明快かつ真摯な御答弁をよろしく
お願い申し上げます。
それではまず、私からは、ブロックチェーンについて伺わせていただきたいと思います。
インターネットは、情報の交換、共有をすることに革命を起こしました。そして、このブロックチェーンは、価値の交換、共有をすることに革命を起こすものであり、インターネットの登場に匹敵する大きなインパクトを
社会に与えると私は考えております。
ブロックチェーンは、ゼロダウンタイムの
システムで、分散型で
管理ができ、改ざんができないなど、
技術面の
メリットを言い出せば切りがありませんが、このブロックチェーン
技術について
大臣はどのように捉えているのか、まずは御所見を
伺いたいと思います。