○小川勝也君 立憲民主党・民友会の小川勝也です。
この
委員会の
皆さんとともに、八月二十七日でしたか、広島県、岡山県の
災害視察に行きました。非常にタイトな日程でしたけれども、いろんな勉強をさせていただいて、
地元北海道に戻ることになりました。
いろんな経緯はあるんですけれども、実は、八月三十一日に、
北海道胆振東部地震の
被災地となりましたむかわ町、
厚真町、安平町にちょうどお邪魔をさせていただくことになりました。
北海道選挙区は御案内のように大変広いところでありますので、六年間の任期の中でしょっちゅうお邪魔をするというわけにはまいりません。そんな中で、むかわ町、
厚真町、安平町というふうに伺ったんですけれども、それぞれ、
厚真町の役場で町長さんと、広島、岡山で得た私が感じたこと、住民をどう守っていくのか、危機管理の心得など
意見交換をさせていただいたことを昨日のことのように覚えているわけであります。
そして、本来、
厚真町から安平町に向かうと通らない道路に、今回の映像に映りました
被災地吉野
地区があります。たまたま、様々な陳情を受けて、現在、建設
現場はどうなっているのかなということで、厚幌ダムというダムの建設
現場を見に行くことにして、そこにすばらしい
農地を見てきたわけであります。そこの場所がおうちもろとも
土砂に潰されているということで、大変衝撃を受けたわけであります。
後に
お話をさせていただきますけれども、
北海道民全てがブラックアウト、停電の
被災者ともなりましたけれども、あの
厚真町を中心とした
被災地の映像は、本当に胸が痛む映像でございました。その後、
鉢呂議員も徳永議員もあるいは紙議員もそれぞれ
被災地に行っていろんな
要望を受けてくる中で、私
たちも、ささやかながら
政府にもいろんな
要望も伝えさせていただきました。たまたま先ほど三町の町長さんがそろって見えられて、事細かにいろんな
要望を聞いてもらって、いわゆる二次補正の中に様々なことを盛り込んでいただいたと、そういう報告がございました。何とか町長さんの
思いどおりに
補正予算が組み込まれることをお願いをさせていただきたいというふうに思う次第でありますが、そんな中で、まだ不安な
部分があるということで
吉川大臣に確認だけさせていただきたいと
思います。
先ほど
藤木委員からも
お話がございました農業協同組合の
施設のことであります。
この
地域には、とまこまい広域
農協とむかわ
農協と二つあるわけでありますけれども、とまこまい広域
農協の
共同利用施設だけでも十四億円の
被害があって、なかなか今までの折衝の中では、まあ完璧に面倒を見てもらえない
状況だということであります。そして、三町長は意思強く、一戸たりとも離農させたくない、こういう強い
思いを私
たちにも披瀝をされました。
営農、苦しい中からの復活であります。ただでさえ大変な努力が必要な
状況であるのはもう
委員の
皆さんは御承知おきのとおりでありますけれども、そんなときに、やはり励ます
対象であったり、あるいは肩を組んで一緒に頑張ろうという
対象が多分農業協同組合なんだろうというふうに
思いますけれども、その肝腎の
施設が大きな
被害を受けて大変厳しい
状況であるということで、町長さん方、大変憂慮されておられます。
第二次
補正予算から三十一年度本
予算に向けて多分粘り強く交渉されるというふうに
思いますので、この
農協の
共同利用施設についてこういう
要望があったなということを
吉川大臣についてはお酌み取りいただいて、粘り強く担当者とともに何かいい道はないか
考えていただくことをお願いをしたいと
思いますので、
吉川大臣から一言だけ御答弁をいただければと
思います。