○東徹君 実際、こうやって点検をしていただいたわけでありますから、点検の結果を踏まえて、やはり国としてやるべきこと、地方公共団体としてやるべきこと、それでまた民間の遺族会とかの人たちがやるべきこと、いろいろあると思いますけれども、やはり国の方でもこういった墓地があるんだということをしっかりと把握していただいて、これはもう
厚生労働省の方でもしっかりと把握していただいて、きちっとやっぱり修繕費とかそれから改修費とか、必要なときにはきちっと国として予算を対応していっていただきたいと思いますので、
是非よろしくお願いをいたします。
続きまして、障害者雇用の水増し問題に関わるちょっと
質問をさせていただきたいと思います。
今回の障害者雇用の水増し問題ですけれども、これは
厚生労働省にももちろん
責任があるというふうに思いますし、全省庁またがって、全省庁に関わる今回の不祥事事件だというふうに思います。
私は、かねがね言わせていただきました、これは本当に、この
制度というのは非常に厳しい法定雇用率の
制度があるわけで、民間がこれができなかったら納付金を納めなければならないと、赤字であっても納付金を納めなければならないと。納めなかったら差押えということもなるわけですよね。それだけ厳しい
制度を国の方でやっておきながら、国の今回の有様、非常にこれ信頼失墜もいいところだと思っています。やっぱりこれを、信頼を
取り戻すためには、私はやっぱり、この間からも言いましたけれども、本来は、今回の人件費の引上げがありましたけれども、そうじゃなくて、やっぱりきちっとそれなりの人件費の中から納めていくということが私は大事だと思っていました。
これはもう、私はそういう考えでおりますけれども、今後、今、国としてどういうふうにこれからの障害者雇用を進めていくのかというふうな計画を立てておりますけれども、ちょっと余りにも、一気に三千八百人も、これからなかなかそれは、障害者雇用を進めることはできないと思います。
ただ、本当、私も見てびっくりしたんですけれども、例えば、参議院の事務局、これは不足数は二十一名なんですね、この参議院の事務局では。二年間で採用してしまいますということなんですね。
国会図書館も大体十五名不足しているんですけれども、その十五名はこの二年間でやりますよと。私、今回のことは、本当に全省庁にまたがる話であるし、国の機関全てにまたがる話ですから、やれるところはそうやってやっていいのかもしれませんけれども、やっぱり基本的な考え方をきちっともう一度整理をしていただきたいなというふうに思うんですね。
この間から、参考人
質疑もありました。国がこれから障害者雇用を募集していくと、やっていくということになると、本来、民間で採用しようとしていた人も、いや、それだったら国の方へ行こうかなとか、いろいろそういう現状が出てきていると。そうなると、民間でこれ採用できなかったら納付金を納めないといけないわけですから、やっぱりそういう現状も出てくるわけですよね。
だから、やっぱりそこはもうちょっと考えるべきだというふうに思っていまして、一つは、これ、どういうふうにしていくかという考え方なんですけれども、私は、大阪府議会にいてたときに、大阪府は障害者雇用ナンバーワンらしいんですけれども、全国的に。それは、知事が記者発表でそう言っているからそうなんだろうと思うんですけれども。すごく障害者雇用に対して積極的にやっている一つの事例として、大阪府庁の建物とか、そういったものの例えば掃除とか、そういったものは大体そういう障害者雇用をやっている企業にできるだけ入札を、落としやすいように、そういう評価の仕方をしているわけなんです。それで、私も知的障害者の方々がお掃除している姿を見て、本当に
皆さん一生懸命お掃除してもらっていて、いつも本当によくやっていただいているなと思って感謝をして見ておりました。
だから、そういう国が、行政がやることとしては、やっぱりそういう入札の
在り方というのは私大事だと思うんですね。障害者を雇っている企業にできるだけやるという、これは障害者雇用のシェアみたいなものだと思うんですね。本来、五人障害者雇えばいいところを、十人でも二十人でも雇えるかもしれないわけですよ。そういった考え方、その分は国の方がこうやって入札でそういったところに委託しているからというところにつながっていくわけで、全体で考えていった方がいいのではないのかなというふうに思っております。
障害者雇用を促進するために、国の総合評価入札
制度でありますけれども、これにおきましても、評価項目として障害者雇用に関するものを盛り込んで、できるだけ障害者雇用を積極的にやろうとしている企業、そういったところにはある程度点数をあげてあげて、そういったところが業務をできるようにやっていくという物の考え方というのは私は必要ではないのかなと思うんですが、いかがでしょうか。