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国務大臣(
原田義昭君) 非常に大事なところを御
質問いただきました。私も
大臣として、この約二か月弱でありますけれ
ども、改めて事の重大さを感じたところでありますし、もう
一つは、大変個人的なことでありますけど、私は旧通産省の出身でございまして、一番最初は昭和四十五年でありますけれ
ども、私が着任した最初の仕事が公害保安局というところで仕事を始めたところであります。
昭和四十五年というと、実は非常に大事な年でございまして、その年の七月に公害
対策本部というのが
政府ででき上がりました。そしてまた、その年の十月、十一月に、大変な臨時国会で、これは後に公害国会として、そこで公害十四法案というのが成立したわけであります。
それが今日の多分
環境行政の、そのことを私も初年兵としてずっと学んでおったんですけれ
ども、翌年の昭和四十六年の七月に
環境庁ができて、そしてそれから二十一世紀になりまして今度は
環境省になったわけでありますけれ
ども、その間、
日本がどんどんこれは成長する過程で、やっぱり
環境問題が本当に深刻になってきていると、伴って深刻になってきた、それがゆえに、やっぱりそこでしっかりと
対応しなければならないという国全体の思いがそういう形でなってきているんではないかと。
大分たってから私、この
環境大臣という重い職をいただきまして、ここで考えるのは、私は、昔、経産省、通産省ですから、どっちかというと産業振興の方が、どっちかというと重点的に私は考えておりましたけれ
ども、しかし、今や本当にめぐりめぐって、産業活動の中で
環境問題を取り込むことこそが産業の発展につながるんだという、いろいろ私
どもの分野で
環境政策と
経済成長の好循環という言葉で、今やそれが定着をしてきております。
まさに経済と
環境政策というのはそれは裏表なんだと、お互い助け合うものだと、こういうことを私はしっかりまた今勉強させていただいておりまして、既に、せんだって一月前の横浜での
環境循環
会議でもそのことがしっかり
国際社会で共有をされましたし、様々、例えば
環境政策は、何といっても地球
環境をどうやって守るかとか、ただいまの
プラスチックの問題、安全保障の問題も様々ございますけれ
ども、いずれにいたしましても、この職をいただいた以上はしっかりとその
役割を果たしていきたいと、こう思っておりますので、どうぞよろしく御指導いただければと思っております。
ありがとうございます。