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アントニオ猪木君 元気ですか。元気があれば何でもできる。元気があれば風林火山。でも、不倫の火の山ですが。冬も本番に入ってきまして寒くなって、いてつくような毎日。川も小川も凍り付く、不倫もばれてしまうという今日の週刊誌の一ページでした。
まあ本題はもうちょっと真面目な話で、日韓
関係についてお聞きしたいと思います。
韓国との
関係の悪化が取り上げられていますが、
我が国が今後
韓国との
関係をどう
考えているのか、明確にする時期が来たのではないのかと思います。
プロレスと
韓国の歴史というのは、また後ほど
お話をしたいと思いますが、一九六三年一月、
政府の要請で、日韓基本条約
締結前に私の師匠の力道山が
韓国を訪問することになりました。本人は北朝鮮出身なので、分断された国家には本当は行きたくなかったんですが、
韓国に着いたら大歓迎を受け感動し、戦後最大のヒーローと言われた力道山が、そういう表に出てこない話でありますが、当時は大野伴睦さん、自民党の副総裁ですが、あるいは児玉誉士夫さんとか裏
世界を牛耳っていた人たちが、社会あるいはプロレスの興行にも関わっておりました。
そんな中で、私も九四年に北朝鮮に訪問しましたが、そういう、「力道山物語」という本を読んだときに、ああ、そういう思いだったかと、いろんなあれがありまして、
是非、力道山が、六三年の一月でしたが、寒い中、上着を脱いで板門店で走り出したという。まあ
米軍も、あるいは
韓国軍も騒然としたんですが、そんな中で北へ向かって叫んだこと、多分、お母さん、お父さん、そういう思いを届けようということから始まったんですが。
本当に、その後、私の先輩でもあります大木金
太郎、キム・イルって金の一と書くんですが、
世界選手権を取って、この人も
韓国では大英雄になりまして、そんな中で、ちょうど当時は朴正煕ですかね、大統領も就任された時代、そういう歴史をちょっとひもといてみますと、今の日韓
関係も、あるいは北朝鮮もそうなんですが、一つ、
是非、我々の時代であったことをここで
お話をさせていただきました。
もう一つは、私も平和
外交ということをいつも唱えておりますが、長崎の平和の像ですね、あれはモデルが、長崎出身の彫刻家ですかね、北村西望さんという方が、いろいろ違うとか本当だとかとありますが、私が見る限り、どう見てもあれは力道山がモデルだと思っております。
そんな中で、もう一度申し上げますが、スポーツ
外交、
韓国とも、あるいは北朝鮮とももっとスポーツ交流を広げていければと思います。
次に、先日、メキシコ大統領の就任式に、アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール大統領が就任され、中曽根先生にちょっと
お話をさせていただきましたが、ロペス・オブラドール大統領は、中南米諸国から不法移民問題解決のため、貧困対策として米国とカナダに
投資など
協力を求めています。ロペス・オブラドール大統領、エブラル外相と会談された中曽根先生の
お話を聞きたいんですが、今日はこちらへ来られませんよね。
我が国が今後メキシコとどのように
協力していくのか、お聞かせをください。