○大野
元裕君 全く私も、大変難しい問題ですが、ここは取り組んでいかなければいけないのは同じであります。
他方で、戦力を維持し、もって国民の生命を守るための体制を確保するためには、実は、医療とかそういった体制についても極めて重要だと思っています。特に今日は救命救急医療について取り上げたいと思うんですけれ
ども、
大臣、実は、御存じかもしれませんが、私、旧民主党
時代になりますけれ
ども、救命救急用品の確保だとか救命救急体制の整備などを定める
自衛隊救命救急法案というのを提出させていただきました。ところが、与党は、この法案、審議すらしていただけませんでした。
私は、この本
委員会でも救命救急用具についてまず取り上げさせていただきました。これ
自衛隊の救命救急バッグです。(資料提示)これは前は二種類しか入っていなかったんです。米軍は八種類なんです。ちなみに米軍の軍用犬は五種類で、
自衛隊は犬以下だったんです。こういうことを私言わせていただきました。そうしましたら、本来はこれ全体を見直していただかなければいけないんですけれ
ども、大変こそくなことに、自公政権はこの全体の
法律は審議していただけずに、十五万九千人分の救命救急用品の調達だけをなさいました。これ、言わばIFAKというやつです。これですね。
ところが、それに対して私は、去年三月、十五万セット以上も大量発注しているのに、ほぼ同じようなものをインターネットで買うと、一個だけ買ってもインターネットが安い、このように私は
指摘をさせていただきました。そうしましたら、当時の稲田
大臣が、いや、それはばらばらで、高いものもあるし安いものもあります。私、十五万九千個買ったら、普通安くなると思いますけどね。でも、高いものも安いものもありますと、質についてはいいものを確保していますというふうにおっしゃったんです。ああ、そうなのかなと思って私も一旦そこは納得を、余り信用できる
大臣じゃなかったんですが、私にとっては、ただ、それでも一応引っ込めました。そこで、質についてちょっときちんと調べてみようと思ったんですが。
そこで、
大臣にまずお伺いしておきます。これ、
自衛隊の救命救急用具、質についてきちんと確保できているというふうに確認されておられますか。是非、御
答弁ください。