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2018-12-04 第197回国会 衆議院 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号
公式Web版
会議録情報
0
平成三十年十二月四日(火曜日) 午後二時
開議
出席委員
委員長
山口
壯君
理事
池田 佳隆君
理事
石崎 徹君
理事
木原 誠二君
理事
北村
誠吾
君
理事
山田
美樹君
理事
村上 史好君
理事
源馬謙太郎
君
理事
渡辺
周君
理事
竹内 譲君 大串 正樹君
大野敬太郎
君 木村 哲也君 熊田 裕通君 斎藤 洋明君 細田 健一君 堀井 学君 三浦 靖君 村井 英樹君
青柳陽一郎
君
西村智奈美
君 浜地 雅一君 江田 憲司君 笠井 亮君 串田 誠一君 …………………………………
外務大臣
河野
太郎
君
国務大臣
(
拉致問題担当
) 菅 義偉君
国務大臣
(
国家公安委員会委員長
)
山本
順三
君
内閣
府副
大臣
左藤
章君
外務
副
大臣
あべ
俊子
君
内閣
府
大臣政務官
安藤
裕君
外務大臣政務官
辻
清人
君
外務大臣政務官
山田
賢司
君
衆議院調査局北朝鮮
による
拉致問題等
に関する
特別調査室長
辻本 頼昭君
—————————————
十二月四日
理事渡辺周
君同日
理事辞任
につき、その
補欠
として
源馬謙太郎
君が
理事
に当選した。
—————————————
本日の
会議
に付した案件
理事
の
辞任
及び
補欠選任
————◇—————
山口壯
1
○
山口委員長
これより
会議
を開きます。
理事
の
辞任
についてお諮りいたします。
理事渡辺周
君から、
理事辞任
の申出があります。これを許可するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
山口壯
2
○
山口委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 引き続き、
理事
の
補欠選任
についてお諮りいたします。 ただいまの
理事辞任
に伴う
補欠選任
につきましては、先例により、
委員長
において指名するに御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
山口壯
3
○
山口委員長
御
異議
なしと認めます。 それでは、
理事
に
源馬謙太郎
君を指名いたします。 ————◇—————
山口壯
4
○
山口委員長
この際、
菅拉致問題担当大臣
、
河野外務大臣
、
山本国家公安委員会委員長
、
左藤内閣府副大臣
、あべ
外務
副
大臣
、
安藤内閣
府
大臣政務官
、
山田外務大臣政務官
及び
辻外務大臣政務官
から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。
菅拉致問題担当大臣
。
菅義偉
5
○
菅国務大臣
拉致問題担当大臣
の
菅義
偉であります。
拉致
問題をめぐる現状について御報告を申し上げます。
北朝鮮
による
拉致
問題は、
我が国
の
主権
及び
国民
の
生命
と安全にかかわる重大な問題であると同時に、
拉致
された
方々
の貴重な
未来
、多くの夢を断絶し、
家族
とのかけがえのない時間を引き裂く、
人権
、人道上のゆゆしき問題であります。
北朝鮮
に残されている
拉致被害者
の方の
帰国
が実現しないまま長い
年月
がたち、
拉致被害者
の
方々
そして御
家族
の
皆様
も一年一年と年を重ね、御
高齢
となられ、中には、肉親との再会がかなわぬまま亡くなられた御
家族
もいらっしゃいます。もはや一刻の猶予もないという
切迫感
を御
家族
の
皆様
と共有させていただいているところであります。
安倍総理
も私も、そのような
被害者
及び御
家族
の
方々
の思いを胸に、
問題解決
に向けてあらゆる
チャンス
を逃さないとの
決意
で臨んでおります。 本年六月に行われた歴史的な
米朝首脳会談
は、新たな流れを生んだものと認識しております。 先月、
ペンス米国
副
大統領
が
安倍総理
を表敬し、私も同席をしました。
ペンス
副
大統領
とは、
北朝鮮
問題に関する方針を一層綿密にすり合わせ、
拉致
問題の
早期解決
に向けても引き続き緊密に
連携
することを確認をいたしました。 また、先月、
国連総会
第三
委員会
において、
我が国
及び
EU
が共同提出した
北朝鮮人権状況決議
が採択をされました。同
決議
は、
拉致
問題及び全ての
拉致被害者
の
即時帰国
の
重要性
や
緊急性
、そして
拉致被害者
や御
家族
が長きにわたりこうむり続けている多大な苦しみに留意し、
日本人
に関する全ての問題の
解決
、特に全ての
拉致被害者
の
帰国
が可能な限り
早期
に実現することを期待する内容となっており、採択されたことを歓迎をいたします。 さらに、今月十五日には、
北朝鮮人権侵害問題啓発週間
の一環として、都内で
国際シンポジウム
を
開催
をします。国内外の有識者を招聘し、
拉致
問題を含む
北朝鮮人権状況改善
に向けた、
北朝鮮
の具体的な行動を引き出すための
国際連携
のあり方について議論する予定です。 このように、
拉致
問題の
解決
には、
米国
を始めとする
国際社会
との
連携
が重要であります。しかし、一番大切なのは、
日本政府自身
が主体的に取り組んでいくことであります。
総理
も、国会を含むあらゆる
機会
において、次は
自分自身
が
金正恩委員長
と向き合う
決意
であると再三強調されております。 同時に、
拉致
問題の
解決
には、
日本国民
が心を一つにして、全ての
拉致被害者
の一日も早い
帰国実現
への強い意思を示すことが肝要であります。
政府
としては、
拉致
問題に関する
啓発活動
にも力を入れて取り組んでおります。 特に、これまで
拉致
問題について触れる
機会
の少なかった若い世代への
啓発
が重要な
課題
であるとの観点から、今年度は、
新規施策
として、小中学校の
教員等
を対象とした研修を実施しております。 さらに、
全国各地
で集会や映画、
舞台芸術
を行うとともに、
作文コンクール
を実施しているところです。引き続き、さまざまな
広報啓発活動
に取り組んでまいります。 また、
拉致被害者
や
北朝鮮
の
人々
に対して、
政府
として、
北朝鮮向け短波ラジオ放送
を配信するとともに、
民間団体
に業務委託し、その運営する
北朝鮮向けラジオ放送
の中で
政府メッセージ
を送信しております。さらに、
米国
の
北朝鮮向けラジオ放送局
との
連携
についても取り組んでいるところです。今後とも、
拉致被害者
への激励や
北朝鮮
の
人々
に向けた
情報発信
の一層の
拡充強化
を図り、また、あらゆる事態への対応に万全を期してまいります。 まさに正念場を迎えています。
拉致
問題は、申し上げるまでもなく、
安倍内閣
の最
重要課題
であり、
政府
の
責任
において最優先で取り組んでいくべき
課題
です。今後とも、
日本政府
が先頭に立って、認定の有無にかかわらず、全ての
拉致被害者
の一日も早い
帰国実現
に向け、あらゆる
チャンス
を逃さないとの
決意
で、
全力
で取り組んでまいります。
山口委員長
を始め、
理事
、
委員
の
皆様
の御
理解
、御
協力
を心より
お願い
を申し上げます。
山口壯
6
○
山口委員長
次に、
河野外務大臣
。
河野太郎
7
○
河野国務大臣
衆議院北朝鮮
による
拉致問題等
に関する
特別委員会
の
開催
に当たり、御挨拶を申し上げるとともに、
北朝鮮
をめぐる最近の
状況
について御報告いたします。 六月の
米朝首脳会談
の際に発出された
共同声明
において確認されたとおり、朝鮮半島の完全な
非核化
に向けた
北朝鮮
のコミットメントを含む
米朝首脳
間の
合意
が完全かつ迅速に履行されることが重要です。
我が国
としては、引き続き、
北朝鮮
の全ての
大量破壊兵器
及びあらゆる射程の
弾道ミサイル
の完全な、検証可能な、かつ不可逆的な廃棄に向けて、
日米
、
日米韓
の結束の
もと
、
国際社会
と緊密に
連携
してまいります。
日朝関係
については、
日朝平壌宣言
に基づき、
拉致
、核、
ミサイル
といった諸
懸案
を包括的に
解決
し、不幸な過去を清算し、
日朝国交正常化
を目指してまいります。
北朝鮮
による
拉致
が発生して長い
年月
がたった今も、二〇〇二年に五名の
拉致被害者
の
方々
が
帰国
されて以来、一人の
拉致被害者
の
帰国
も実現していないことは
痛恨
の
きわみ
です。
解決
を強く求める御
家族
の
切迫感
は察するに余りあります。
拉致
問題は、
我が国
の
主権
及び
国民
の
生命
と安全にかかわる重大な問題であり、国の
責任
において
解決
すべき
課題
です。
安倍総理自身
、次は
金正恩委員長
と向き合わなければならないとの考えです。最
重要課題
である
拉致
問題について、御
家族
も御
高齢
となる中、一日も早い
解決
に向け、あらゆる
チャンス
を逃さないとの
決意
で臨みます。
政府
としては、引き続き、
北朝鮮
に対して
ストックホルム合意
の履行を求めつつ、
拉致
問題の
解決
を目指します。 同時に、
拉致
問題は、
基本的人権
の
侵害
という、
国際社会
全体の普遍的問題です。
政府
としては、あらゆる
機会
を捉え、
各国
に対し
拉致
問題を提起し、
協力
を要請してきています。 先月には、
我が国
及び
EU
が共同提案した
北朝鮮人権状況決議
が
国連総会
第三
委員会
において採択されました。今後、本
決議
が
国連総会
本
会議
でも採択されるよう、引き続き
各国
に精力的に支持を働きかけてまいります。
北朝鮮
には、豊富な資源があり、勤勉な
労働力
があります。
北朝鮮
が正しい道を歩むのであれば、明るい
未来
を描くことができます。
相互不信
の殻を破り、
北朝鮮
の核、
ミサイル
、そして何よりも重要な
拉致
問題を
解決
するとの
決意
で取り組んでまいります。 今後とも、
山口委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御
支援
と御
協力
を心から
お願い
申し上げます。
山口壯
8
○
山口委員長
次に、
山本国家公安委員会委員長
。
山本順三
9
○
山本国務大臣
国家公安委員会委員長
の
山本順三
でございます。
拉致
問題に関する
警察
の
取組
について御報告申し上げます。
北朝鮮
による
拉致容疑事案
は、
我が国
の
主権
を
侵害
し、
国民
の
生命身体
に危険を及ぼすとともに、
被害者
やその
家族
に耐えがたい苦痛を与える許しがたい犯罪であり、治安上極めて重大な問題です。 現在、
警察
においては、
日本人
が
被害者
である
拉致容疑事案
及び
朝鮮籍
の
姉弟
が
日本国内
から
拉致
された
事案
、計十三件十九人を
拉致容疑事案
と判断するとともに、
拉致
の
実行犯等
として、
北朝鮮工作員等
計十一人について、
逮捕状
の
発付
を得て
国際手配
をしているところです。 また、これらの
事案
以外にも、
北朝鮮
による
拉致
の
可能性
を排除できない
事案
があるとの認識の
もと
、
関係機関
と緊密な
連携
を図りつつ、鋭意所要の
捜査
や
調査
を進めています。 今後とも、全ての
拉致被害者
の一日も早い
帰国
を実現するため、
拉致容疑事案等
の
全容解明
に向けて徹底した
捜査
及び
調査
を推進します。 また、
我が国
は、
拉致
、核、
ミサイル
といった諸
懸案
を包括的に
解決
するため、
関連国連安保理決議
を完全に履行するとともに、
我が国
独自の対
北朝鮮措置
を着実に実施しているところです。
警察
では、これまで、対
北朝鮮措置
の
実効性
を確保するため、これらの
措置
に係る
違法行為
の
取締り
を推進してきたところですが、引き続き、
関係機関
と緊密な
連携
を図りつつ、徹底した
取締り
を推進します。 今後とも、
拉致問題対策本部事務局
や
外務省等関係機関
と緊密に
連携
し、
政府
全体としての
取組
にしっかり貢献します。
山口委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御
理解
と御
協力
をよろしく
お願い
を申し上げます。
山口壯
10
○
山口委員長
次に、
左藤内閣府副大臣
。
左藤章
11
○
左藤
副
大臣
内閣
府副
大臣
の
左藤章
でございます。 先ほど
菅義
偉
拉致問題担当大臣
からお話がありましたように、
拉致
問題は
我が国
の
主権
及び
国民
の
生命
と安全に関する重大な問題であります。全ての
拉致被害者
の一日も早い
帰国
を実現すべく、
安藤政務官
とともに
菅大臣
を補佐し、
全力
で取り組んでまいる
所存
でございます。
山口委員長
を始め、各
理事
、
委員
の
方々
の御
指導
、よろしく
お願い
を申し上げたいと思います。
山口壯
12
○
山口委員長
次に、あべ
外務
副
大臣
。
あべ俊子
13
○あべ副
大臣
外務
副
大臣
を拝命いたしましたあべ
俊子
でございます。
北朝鮮
における
拉致
が発生して長い
年月
がたった今も、いまだに
拉致被害者
の
帰国
が実現していないことは
痛恨
の
きわみ
でございます。
河野外務大臣
を補佐し、
安倍政権
で
拉致
問題を必ず
解決
するという
決意
で挑んでまいります。
山口委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御
支援
と御
協力
を心から
お願い
申し上げます。
山口壯
14
○
山口委員長
次に、
安藤内閣
府
大臣政務官
。
安藤裕
15
○
安藤大臣政務官
内閣
府
大臣政務官
の
安藤裕
でございます。
拉致
問題の
早期解決
に向けて、
山口委員長
を始め、各
理事
、
委員
の
方々
の御
指導
、御鞭撻を賜りながら、
菅大臣
を
左藤
副
大臣
とともに補佐し、
全力
で取り組んでまいります。 どうぞよろしく
お願い
申し上げます。
山口壯
16
○
山口委員長
次に、
山田外務大臣政務官
。
山田賢司
17
○
山田
(賢)
大臣政務官
外務大臣政務官
を拝命いたしました
山田賢司
でございます。
拉致
問題は、
我が国
の
主権
及び
国民
の
生命
と安全にかかわる
安倍内閣
の最
重要課題
です。
河野外務大臣
を補佐し、一日も早い全ての
拉致被害者
の
帰国実現
に向けて最善を尽くす
所存
でございます。
山口委員長
を始め、
理事
、
委員各位
の御
支援
と御
協力
を心から
お願い
申し上げます。
山口壯
18
○
山口委員長
次に、
辻外務大臣政務官
。
辻清人
19
○
辻大臣政務官
外務大臣政務官
を拝命いたしました
辻清人
でございます。
河野外務大臣
を補佐し、あらゆる
機会
を捉えて
拉致
問題に関する
国際社会
の
理解
と
協力
を得るとともに、
日米
、
日米韓
で
協力
し、中国、ロシアを含む
関係国
とも緊密に
連携
しながら、その
早期解決
に向けて
全力
を傾けてまいります。
山口委員長
を始め、
理事
、
委員
の
皆様
の御
支援
と御
協力
を心から
お願い
申し上げます。
山口壯
20
○
山口委員長
次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午後二時十三分散会