○杉本
委員 維新の杉本でございます。よろしくお願いします。
私も教員免許を実は持っておるんですが、更新手続をしていないので心配しておったら、畑野議員が、教壇に立つときに、その前に研修を受ければ立てますよというお言葉をいただきまして……(発言する者あり)三十時間もですか。しっかり勉強して、
子供たちのためになるような、もし立つときがあれば、しっかり勉強して、
子供たちの役に立つ人物でありたいと思っています。
きょうは、まず、ニュースが飛び込んできて、公益財団法人
日本数学検定協会が発表した、これはテレビで私ニュースを見たので確認したんですけれ
ども、十月二十八日に行われた実用数学技能検定、数学とか算数の検定で、最難関の一級、
大学レベルに東京都内の小学五年生が最年少で合格したという発表がございました。この合格率は九・四%の狭き門で、これまでの最年少の方は、二〇一六年当時十三歳であったということなので、更に若い方がこの賞をお
とりになったということです。
それと、
大臣御案内だと思うんですけれ
ども、
文部科学大臣賞というのがこの検定に絡んで出ておるということで、一級から五級の全
受賞者が
文部科学大臣賞というのをもらっていらっしゃるそうですけれ
ども、各級の受検の目安となる学年よりもはるかに下の学年の受検者が選ばれて、年齢や学年に縛られず個々の
能力を認識して、伸び伸びと算数・数学力を身につけていくことで優秀な成績をおさめているという
状況であるというようなちょっとコメントがありました。
これをなぜ御
紹介したかというと、正直、私は、ノーベル賞の
受賞者がここのところ
日本は出ていて、大変めでたいわけでありますけれ
ども、
世界の全体の趨勢を見ますと、よく考えると、
日本がノーベル賞をとっておられる方というのは、結構団塊の世代あるいはそれより上の方々で、そして、国際的な環境の中では、例えば、中国がまだ
発展途上であったということとか、韓国の英語力がすごく増強される前の段階であったとか、そういう環境の中で、アメリカに渡って
基礎研究なりいろいろな応用
研究なりをされる中でノーベル賞を
受賞されたという
状況なのであります。
一方で、昨今の御時世は、御案内のとおり、中国からのアメリカへの留学あるいは欧州への留学だとか、あるいは韓国の方々の留学等に比べて、
日本の若い方々の
海外、留学だけじゃないですけれ
ども、向こうに行って
研究をするとか、当然、
日本国内で
研究をして、ノーベル賞をとっていただくということにつながると思います。
私が言いたいのは、将来を考えると、本当に英才を育てていく必要があるんではないかなという思いで、そんな意味で、この数学の検定でお
とりになったお子さんを一つのヒントというか、考えていただいて、我々はこれから議論をしていく必要があると思います。
教育の機会均等であるとか、地方にいて都市圏よりも
教育の内容が差があってはいけないとか、そういういわゆる平等感というのは当然必要だと思うんですけれ
ども、一方で、やはり優秀な人は飛び級して、本当に
日本のために、あるいは
世界の例えば医学のためにとか、そういった形で貢献いただけるような方になっていただくためには、飛び級とかそういうことも本当に真剣に我々は仕組みとしてつくっていかないと、
我が国の将来というところがちょっと懸念されますので、ちょっとこの
紹介をさせていただきつつ、そういうことも我々考えていきましょうという提案をさせていただきます。
さて、その上で、先日
大臣に
質問をさせていただいて、幼児期の、幼稚園、保育園のいわゆる熱中症対策ということで御答弁はいただきました。それで、
質問のきっかけは、総理が、熱中症対策として、全国の公立小学校、中学校にエアコンを設置します、こう言われたわけですけれ
ども、この総理の真意は、小学校、中学校と言われたものの、
未来をつくる
子供たちを守ろうという趣旨で言われたのではないかなというふうに私は理解をし、そう感じておるんです。
その中で、先般の
大臣の御答弁は、幼児期以下の
子供たちに対して、体温調節
能力が十分に発達していないとか、みずからの健康状態をうまく訴えられないなどの観点からというようなコメントをしていただいて、お言葉をいただいて、幼児期以下の
子供たち、熱中症となるリスクがより高いというような認識はいただいているということを確認させていただいたんです。
そこで、私の
質問がちょっと突っ込みが甘かったかなということで、きょうはまた
質問させていただくわけですが、私は物理的に、やはりエアコンというものをもっともっと設置していって、本当に
子供たちを守るということが必要で、おっしゃっていただいた、参考の資料を配ったりとか
関係者の方々に十分注意を喚起するというところも大事なんですけれ
ども、やはり物理的な部分といったものが極めて大事で、物理的なエアコンの設置といったものを本当に真剣に取り組む必要があると私は考えております。
そういった意味で、御所管の幼稚園に限って見ても、まだエアコンの設置が全国合計で六八%ということで、十分とは言えないということだと思いますので、今次補正はもう成立したわけでありますけれ
ども、その補正での対応は小学校、中学校向けという認識も私はしておりますけれ
ども、来年度
予算の手当てなどでこの設置、拡充を急ぐべきではないか、そして完全設置というぐらいまで持っていく必要があるのではないかと思いますけれ
ども、この点についてお考えを伺いたいと思います。