○杉本
委員 ありがとうございます。
それでは次に、文科
大臣に
質問をさせていただきたく存じます。
柴山大臣は、冒頭、質疑でもありましたけれ
ども、
予算委員会とかお仕事されておられて、私の印象は、すごい勝手な印象ですけれ
ども、衆議院の第一と第二の地下通路でよく走っておられるのをお見かけして、本当に仕事をされる議員でいらっしゃるなというふうに拝察していますので、汗をかく
大臣、動く
大臣、礼儀正しい
大臣、勉強する
大臣、こういう印象ですけれ
ども、
義家元副
大臣が厳しいこともおっしゃったと思いますが、本当に国家の威信をかけて、これはオリパラではないですけれ
ども、
文科省立て直し、本当にお願いしたく存じますので、ぜひ有言実行で成果を出していただきたいというお願いを申し上げます。
さてそこで、畑野議員も
質問されておられましたが、
退席されてしまっていますが、熱中症の問題について
質問をさせていただきたく存じます。
総理は所信表明演説の中で、熱中症
対策として、
全国の公立小
学校、中
学校にエアコンを設置しますという御発言をされました。そして先ほど、
柴山大臣は
答弁の中で、全ての
学校にということをおっしゃっておられたんですけれ
ども、実は私、
地元で、
選挙が厳しいのでこつこつ
地元を回るんですけれ
ども、その中で、公立の保育園の保育士さんの生の声を聞くことがありましたけれ
ども、いや、杉本さん、実態、熱中症ね、総理
大臣が
教育無償化とかいろいろ言って、期待もしているんだけれ
ども、現場はわかっているのかしらと。
実は、市によりますけれ
ども、私の
地元の市を調べましたけれ
ども、公立の保育園のエアコンの設置というのはきちっと一〇〇%できているところもあります。しかし一方で、施設が老朽化していて、あるいは
予算繰りの関係でなかなかうまく設置ができていないというようなことがあるやに認識していまして、なぜかと申し上げれば、先ほど畑野
先生の資料の中にもあったんですが、熱中症弱者という言葉があって、この
先生の資料では小児という書き方があったんですけれ
ども、むしろ、小児よりも、新生児であったり乳児であったり、あるいは幼児というような六歳未満の年齢の方々こそ、私は熱中症リスクというのは極めて高いんではないかと思います。
何となれば、
地元の声としては、杉本さんはわかっていないだろうけれ
ども、小学生は少し熱中症で調子が悪いとかいって保健室に行けたりする判断力がある、しかし、幼稚園、保育園の幼児たちは調子が悪いというのをはっきり言えないし、あるいは、自分の症状も自覚する前に熱中症の重症にかかってしまうというリスクが極めて高いんだということで、総理の御発言で
小中学校にエアコンを設置していただくことは極めて意義があると思いますけれ
ども、更に考えると、幼児期の熱中症
対策、さっきは知らしめるというか認知というか、そういう意味で言っていましたけれ
ども、物理的にやはりエアコンをきちっと幼稚園、保育園に設置するべきではないかなというふうに私は認識をしております。
それで、先ほ
どもちらっと
数字が
質問の中であったかと思いますが、念のため申し上げますと、
全国ベース、
小中学校の普通教室は設置率五八%、特別教室が四二%、合計で平均四九・九%が設置されているということです。参考までに、高等
学校では、普通教室七七・二%、特別教室四一・八パー、そして合計で五四・一パー、特別
支援学校というくくりでいきますと、普通教室八三パー超、特別教室七〇パー超、そして合計が七七・八という中にあって、幼稚園は比較的高いですけれ
ども、普通教室七〇・九、特別教室六二・九、そして合計が六八%ちょうどという
数字をいただきました。
それで、問題は保育園なんですね。保育園は御案内のとおり管轄が
厚労省さんでいらっしゃるということなので、このデータのことについて、ちょっとこれは馳元
大臣からもアドバイスをいただく中で、きちっと
数字を押さえたらということをいただいたので、この質疑の前に
厚労省さんにデータを
要求しました。しかし、答えとしては、一般財源のため地方管理ということでデータが今手元にすぐはない、ただ、
調査はもう開始を、依頼をかけましたというお答えになりましたので前向き
対応をいただいていると思うんですけれ
ども、残念ながら、ただ、
数字ですら、保育園の
数字というのがないということです。
それで、
柴山大臣に、文科
大臣就任早々申しわけございませんけれ
ども、次は
厚労大臣を目指していただきたい。あるいは、馳さん、今外されましたけれ
ども、馳さんに
厚労大臣をやっていただきたい。あるいは、政権交代をして、両
大臣を兼務するような、幼保一元化ができるような、そういう執行権を持っていただきたいと思うんです。
こういったデータが、やはり保育行政の方の
厚労のサイドで
数字が、
調査をかけていただいているということはありがたく存じますけれ
ども、一方で
数字すらないということではやはり残念でならないので、どなたとは言いませんけれ
ども、ある行政を進めるに当たって、別の役所からある要員を引っ張ってきて行政を大きく推進したという話をちょっと聞いたことがあります。
極端な話、
厚労省からこの保育の
部分を出向者を受け入れて、そこで
文科省として管轄に入っていただいて、幼保一元化コントロールみたいなのも、なかなか、今も
委員会が向こう側でやっていますけれ
ども、
委員会が違うし、
大臣、役所が違えばということなんですが、いつもこういった議論ばかりして成果が得られないのでは意味がないと思うので、そんな形で出向を受け入れるようなことで、
厚労省の人たちを文科が受け入れて、幼保一元化的な行政をしていただくというのも、まあ、
義家さんはどうお考えなのかわからないですが、
大臣にはそんなことも御配慮いただきながら、こういった幼児期のエアコンの設置、今
年度予算は小中が優先されるというふうにこの補正では聞いておりますけれ
ども、先行きを含めて、この幼児期の熱中症
対策、具体的にはどんな方向感をお持ちかどうか、確認をさせていただければと思います。