○森(夏)
委員 大臣、ありがとうございます。
防災、
減災の
取組をしっかりお願いしたいと思っております。
災害のうち
台風に関しては、発生をしてからおおむね五日間で勢力が弱まり、
台風ではなくなるそうです。また、
台風の進路予報の精度も年々上がってきております。ことしの予報では、
台風が発生しましたから始まり、幾つかの
台風の進路が示されるとともに、このまま行くと
日本列島に直撃します、
皆さん台風に備えてくださいや、非常に強い勢力のまま過去最大級のなどの予報が出されるのを何度も耳にしました。このような予報をうまく活用し、この五日間で、
台風の進路、
台風の大きさ等を踏まえ、未然に防ぐ
対策の強化をお願いしたいと思っております。
例えば、
台風直撃の前に少し早目に収穫をして冷蔵庫に保管をしておくことなどができれば、
被害額も減少させることができると
思います。保管のための冷蔵庫や非常用電源等の整備は必要だと思っております。
ことしは本当に
災害の多い年でした。
一つ一つの
災害を教訓に、今後の
取組に生かしていただきたいと
思います。人命を守り、農作物を守るために、気象庁を始め各省庁との
連携を更に強化していただき、また、必ず来る
台風に対してしっかりと備えていただきたいと
思います。
次に、
台風の個別の
被害についてお伺いをします。
ことしの
台風二十一号、二十四号で、倒木処理が全国で問題になっております。この倒木の処理については、通常の立木の伐採とは異なり、切断時のはね返りや、伐採又は切断時の材が不安定であるために、二次
災害を起こしやすい条件にあることから、専門家でないと伐採することが困難であるとお聞きをしております。
私の
地元京都でも、今回は今までに例のない規模の倒木が、京都市、亀岡市、綾部市など京都府内全域で起きています。今までどのように倒木の処理をしてきたのか伺いましたが、今回の
台風のように広域な大
災害は初めてで、経験のないこととお聞きをしました。何段も木が重なって倒れていると崩れてしまう危険性があるために、倒れている一番上の木から処理をしないといけないそうです。効率的に上の木から処理をしようとすると、現実的ではありませんが、空輸しないと上から処理していくというのは大変難しいと
思います。現状では、専門家も少ない中、処理
対応が追いつかず、手つかずのままという
状況です。
七月
豪雨、
台風十二号、二十号、二十一号、二十四号と、たび重なることしのような
災害が来年も起こらないとは言えません。時間はかかると
思いますが、倒木処理を進め、今後に備える必要があるかと
思います。
倒木の処理はどのように行っているのか。また、手つかずの倒木は今後どのようにされるのか。
対策についてお答えください。