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2018-11-15 第197回国会 衆議院 災害対策特別委員会 第2号
公式Web版
会議録情報
0
平成
三十年十一月十五日(木曜日) 午前九時三十分
開議
出席委員
委員長
望月
義夫君
理事
大見 正君
理事
福井 照君
理事
藤丸 敏君
理事
三
ッ林裕巳
君
理事
三原 朝彦君
理事
岡島 一正君
理事
岡本
充功
君
理事
稲津 久君
石崎
徹君
小倉
將信君
大岡 敏孝君
金子
俊平君
金子
恭之君 神山 佐市君
高村
正大君 坂本 哲志君 杉田 水脈君
田野瀬太道
君 高木 啓君 谷 公一君 中谷 真一君 根本 幸典君 鳩山 二郎君 船橋
利実
君 堀井 学君 宮川 典子君 宮路 拓馬君 池田 真紀君
菊田真紀子
君 森山 浩行君 早稲田夕季君 浅野 哲君 近藤 和也君 山岡
達丸
君 佐藤
英道
君 遠山 清彦君 もと
むら賢太郎
君 田村 貴昭君 森 夏枝君 …………………………………
国務大臣
(
国土強靱化担当
) (
防災担当
)
山本
順三君
内閣
府副
大臣
中根
一幸
君
内閣
府
大臣政務官
舞立
昇治
君
衆議院調査局
第三
特別調査室長
奥 克彦君
—————————————
委員
の異動 十一月六日
辞任
補欠選任
北川
知克
君
高村
正大君 同月九日
辞任
補欠選任
園田 博之君
小倉
將信君
同月十五日
辞任
補欠選任
小林
史明
君
石崎
徹君 同日
辞任
補欠選任
石崎
徹君
小林
史明
君
—————————————
本日の
会議
に付した案件
委員派遣承認申請
に関する件 ————◇—————
望月義夫
1
○
望月委員長
これより
会議
を開きます。 議事に入るに先立ちまして、
委員会
を代表して一言申し上げます。 このたびの
平成
三十年
北海道胆振東部地震等
の
災害
によりお亡くなりになられた
方々
とその御
遺族
に対しまして、深く
哀悼
の意を表します。 また、
被災者
の
皆様
に心からお
見舞い
を申し上げます。 これより、お亡くなりになられた
方々
の御冥福をお祈りし、
黙祷
をささげたいと存じます。 全員の御
起立
をお願いいたします。
——黙祷
。 〔
総員起立
、
黙祷
〕
望月義夫
2
○
望月委員長
黙祷
を終わります。御着席願います。 ————◇—————
望月義夫
3
○
望月委員長
この際、
山本国土強靱化担当大臣
・
防災担当大臣
、
中根内閣
府副
大臣
及び
舞立内閣
府
大臣政務官
から、それぞれ発言を求められておりますので、順次これを許します。
山本国務大臣
。
山本順三
4
○
山本国務大臣
国土強靱化担当大臣
、
防災
を担当する
内閣
府
特命担当大臣
として、一言御挨拶を申し上げます。
我が国
は、その
自然的条件
から、各種の
災害
が発生しやすい
特性
を有しております。こうした
我が国
の
特性
を踏まえ、
防災
は国家の基本的かつ極めて重要な任務であるとの認識に立ち、
災害
に強くしなやかな
国づくり
を進めてまいる
所存
です。 いまだ記憶に新しい
東日本大震災
や
熊本地震
を始め、ことしに入ってからも
地震
や
火山
の
噴火
、
台風
、
豪雨
、
大雪等
による
災害
が発生しております。特に、六月の
大阪
府
北部
を
震源
とする
地震
、
平成
三十年七月
豪雨
、九月の
台風
第二十一号、
北海道胆振東部地震
、
台風
第二十四
号等
により、多数の
方々
が被災されております。こうした
災害
により亡くなられた
方々
とその御
遺族
に対し深く
哀悼
の意を表しますとともに、全ての
被災者
の
方々
に心からお
見舞い
を申し上げます。
政府
は、こうした
災害
に対して
被害状況
の
早期把握
及び
被災者
の
救援救助活動
に
全力
を尽くすとともに、
生活
、なりわいの再建、
復旧復興対策等
について、
関係省庁一体
となって
対応
してまいりました。 六月に発生した
大阪
府
北部
を
震源
とする
地震
については、
大阪
府の十二市一町に
災害救助法
が適用され、
地元
の
地方公共団体
と密接に
連携
しながら、
政府一体
となって
災害応急対策
に当たってまいりました。
岡山
県、
広島
県、
愛媛
県を
中心
に甚大な
被害
をもたらした
平成
三十年七月
豪雨
については、
政府
として、
熊本地震
以来となる
非常災害対策本部
を設置し、人命の
救援救助活動
に
全力
で当たるとともに、
食料
、水、
避難所
の
クーラー等
、
被災者
の命にかかわる
生活必需品等
の物資を、
予備費
を活用した
プッシュ型支援
で調達、発送したほか、
水害
としては初めて
特定非常災害
に指定し、
被災者
の権利を守るための
特別措置
を講じるなど、
政府
の総力を挙げて
災害応急対策
に当たってきたところです。
台風
第二十一号については、猛烈な風や記録的な
高潮等
により発生した大
規模
な
停電
、関西国際空港の
浸水等
の甚大な
被害
に対し、
政府
として、
関係省庁
が
地元
の
地方公共団体
や
関係事業者
と
連携
し、
被災箇所
の
復旧活動等
に
全力
で取り組んでまいりました。
北海道胆振東部地震
については、
発災
直後から
被災者
の
救援救助活動
に
全力
で当たったほか、
予備費
を活用した
プッシュ型支援
による
食料等支援
や
避難所
の
環境整備
、全道で発生した
停電被害
への
対応
に、
政府
として、
北海道庁現地連絡調整室
を設置し、
関係省庁
が
地元
の
地方公共団体
と密接に
連携
して
対応
に当たってきたところです。 なお、
平成
三十年七月
豪雨
、
台風
第二十一
号等
の
暴風雨等
及び
北海道胆振東部地震
の
激甚災害指定
については、
早期
に
指定見込み
を公表し、速やかに政令の
閣議決定
を行ったところです。また、
台風
二十四号についても、
農地等
の
災害復旧事業等
について
激甚災害
に指定する
見込み
となったところであり、今後、速やかに
閣議決定
に向けた手続を進めてまいります。 私自身、十月十七日に
北海道
、二十一日から二十二日に
岡山
県、
愛媛
県、
広島
県の
被災地
を訪れ、
被災状況
や
復旧復興
の進捗の様子を自分の目で直接見てまいりました。改めて今回の
災害
のすさまじさや甚大さに触れ、
災害
に関する
情報
をどのように
避難行動
に結びつけていくのかということの大切さを痛感するとともに、
被災地
の
復旧復興
に向けた決意を新たにしたところであります。
政府
としては、これらの
災害
に対し、
予備費
を活用して
支援策
を講じるとともに、今般成立した
平成
三十年度
補正予算
において盛り込まれた
一連
の
災害
に対する
措置
を着実に執行してまいります。被災された
方々
が安心して暮らせる
生活
や、被災した
地域
のにぎわいを一日も早く取り戻すことができるよう、
被災地
の
方々
の気持ちに寄り添いつつ、
政府一丸
となって
被災者支援
、
復旧復興対策等
に取り組んでまいります。 続きまして、
防災対策等
の主な
課題
と
取組方針
について御説明いたします。 まず、
水害対策
の
強化
についてであります。
平成
三十年七月
豪雨
において、二百名を超える死者・
行方不明者
が発生するなど甚大な
被害
が生じたことを受け、
被災者支援
を始めとする
政府
の
初動対応
について検証するとともに、
中央防災会議
の下に新たな
ワーキンググループ
を設置し、
防災気象情報等
の
情報
と
地方公共団体
が発令する
避難勧告等
の
避難情報
の
連携
、
災害リスク
と
住民
のとるべき
避難行動
の
理解促進等
の
避難対策
の
強化
について御議論いただいております。
年内
を目途に
検討
結果を
取りまとめ
、
関係省庁
と
連携
し、必要な
対策
を講じてまいります。 次に、
地震対策
の
強化
についてであります。 広範囲かつ甚大な
被害
が懸念される
南海トラフ地震
については、昨年九月の
中央防災会議
の
ワーキンググループ
での
取りまとめ
を受け、
南海トラフ沿い
で異常な現象が観測された場合における新たな
防災対応
のあり方について、今年新たに設置した
ワーキンググループ
で御議論いただいているところであります。
早期
の
取りまとめ
に向け、引き続き
検討
を進めてまいります。 大
規模災害
に迅速かつ的確に
対応
するためには、国、
地方
、
民間
といった
関係機関
の保有する
情報
を共有することが極めて重要です。このため、昨年四月に立ち上げた、国と
地方
・
民間
の「
災害情報ハブ
」
推進チーム
における
検討
を通じて、ICTの
活用等
により官民の保有する
情報
の迅速な共有の実現に取り組みます。
災害救助
の
実施体制
については、さきの
通常国会
において、
災害救助法
の一部を改正する法律を成立させていただきました。これにより、今後の大
規模
・
広域的災害
に備え、都道府県から一定の基準を満たす
指定都市
に権限移譲することにより、
被災者
の実情に即した
対応
を迅速かつ円滑に行えるようにするものです。来年四月の施行に向けて、万全を期してまいります。 さらに、
火山災害
の
対策
については、大
規模噴火
時に想定されている広範囲にわたる
火山
灰の影響に備えるため、
中央防災会議
の下に新たな
ワーキンググループ
を設置して、
被害想定
及び広域的な
降灰
に対する
応急対策
の基本的な
考え方
について御議論いただいているところであり、
被害想定
及び広域的な
降灰
に対する
応急対策
の基本的な
考え方
の
取りまとめ
に向けて、引き続き
検討
を進めてまいります。
災害対策
の
推進
に当たっては、
行政
による
公助
と
連携
しつつ、
国民
一人一人がみずから取り組む自助、そして、
地域
、学校、
企業
、
ボランティア
など互いに助け合う共助の
取組
を
国民運動
として一層
推進
してまいります。 さらに、
地区住民
による
地区防災計画策定
への
取組支援
を始め、
災害教訓
の継承、
企業
におけるBCPの普及や、
ボランティア
、NPO、
行政
の三者の
連携
、
協働等
の
取組
を進めます。また、
防災推進国民会議
などを通じて、
防災教育
や
防災意識
の
啓発
に努めてまいります。 さらに、十一月五日の
津波防災
の日、
世界津波
の日を
中心
に、
津波防災
の
啓発活動
により一層取り組むとともに、
仙台防災枠組
に基づき、
我が国
の知見や
教訓
、
防災
に関する
取組等
を
世界
に発信し、
防災協力
を
推進
してまいります。
国土強靱化
につきましては、現行の
国土強靱化基本計画
が
平成
二十六年六月に策定されて以降、約四年半がたつことから、
災害
から得られた
教訓
や近年の
社会情勢
の
変化等
を踏まえ、本年中に見直します。
平成
三十年七月
豪雨
などの最近の
災害
を受けて、現在、
政府
を挙げて実施している
重要インフラ
の
緊急点検
の結果も
基本計画
の見直しに適切に反映するとともに、
緊急点検
の結果や、これまで培ってきた経験や
教訓
を踏まえ、
防災
・
減災
、
国土強靱化
のための
緊急対策
を
年内
に
取りまとめ
、三年間で集中的に実施します。 今後とも、施策の
重点化
、優先順位づけを行い、ハード、ソフトの
対策
を適切に組み合わせながら、国、
地方
、
民間
が
一体
となって、効率的かつ効果的に
国土強靱化
を進めてまいります。 以上申し上げましたとおり、
一連
の
災害
からの迅速かつ円滑な
復旧復興
のため、
被災者
に寄り添いながら、被災した
地方公共団体
と
一体
となって取り組むとともに、これらの
災害
を
教訓
とした
災害対策
の一層の充実を実現し、
災害
に強くしなやかな
国づくり
を進めるため、大きな
使命感
と
責任感
を持って
全力
を尽くしてまいる
所存
です。
望月委員長
を始め
理事
、
委員各位
の
格別
の御
指導
、御
鞭撻
を賜りますようお願い申し上げます。(
拍手
)
望月義夫
5
○
望月委員長
次に、
中根内閣
府副
大臣
。
中根一幸
6
○
中根
副
大臣
国土強靱化担当
、
防災担当内閣府副大臣
の
中根一幸
でございます。 六月の
大阪
府
北部
を
震源
とする
地震
、
平成
三十年七月
豪雨
、九月の
台風
第二十一号、
北海道胆振東部地震
など、
地震
や
豪雨
、
台風等
の
一連
の
災害
によりお亡くなりになられた
方々
と御
遺族
に対しまして深く
哀悼
の意を表しますとともに、
被災者
の
方々
に心からお
見舞い
を申し上げます。
災害
から
国民
の生命、身体、財産を守ることは、国政の最
重要課題
の一つです。
国土強靱化担当
、
防災担当内閣府副大臣
として、
山本大臣
を補佐し、
一連
の
災害
からの
復旧復興
、今後の
災害対策
と強靱な
国づくり
に
全力
で取り組んでまいります。
望月委員長
始め
理事
、
委員各位
の御
指導
、御
鞭撻
を賜りますようお願い申し上げます。(
拍手
)
望月義夫
7
○
望月委員長
次に、
舞立内閣
府
大臣政務官
。
舞立昇治
8
○
舞立大臣政務官
国土強靱化担当
、
防災担当大臣政務官
の
舞立昇治
でございます。どうぞよろしくお願いいたします。 私からも、冒頭、
北海道胆振東部地震
を始め、これまでの
一連
の
地震
、
豪雨
、
台風等
の
災害
によりお亡くなりになられた
方々
と御
遺族
に対しまして心から
哀悼
の意を表しますとともに、全ての
被災者
の
皆様方
に心からお
見舞い
を申し上げます。
国土強靱化
及び
防災
を担当いたします
政務官
として、
中根
副
大臣
とともに
山本大臣
をお支えし、
災害
からの一日も早い
復旧復興
と、
災害
に強くしなやかな
国づくり
に
全力
を尽くしてまいります。
望月委員長
始め
理事
、
委員各位
の
皆様方
の
格別
の御
指導
と御
鞭撻
を賜りますよう、心からお願い申し上げます。よろしくお願いいたします。(
拍手
) ————◇—————
望月義夫
9
○
望月委員長
次に、
委員派遣承認申請
に関する件についてお諮りいたします。
平成
三十年
北海道胆振東部地震
による
被害状況等調査
のため、来る二十六日月曜日、
北海道
に
委員
を派遣いたしたいと存じます。 つきましては、議長に対し、
委員派遣承認申請
をいたしたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
望月義夫
10
○
望月委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 なお、
派遣委員
の
人選等
につきましては、
委員長
に御一任願いたいと存じますが、御
異議
ありませんか。 〔「
異議
なし」と呼ぶ者あり〕
望月義夫
11
○
望月委員長
御
異議
なしと認めます。よって、そのように決しました。 次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。 午前九時四十七分散会