○田嶋
委員 遅いんだよね。
メガソーラーに関してのニュースですと、兵庫県は、今の件に関して、条例を改正したらしいですね。緑地率を引き上げた。要するに、場合によっては、この七
ページ目に書いてある工場や
事業所みたいな扱いになっているらしいですよ、二五%、これを条例で引き上げて、メガソーラーをつくるには六割以上を残さなきゃいけない。もう国を待っていられないから、やったんですよ。
いろいろ有識者とか専門家とか、そんなこともう今やっているでしょう、十分。これだけ全国で騒いでいるんだよ。だから、当然今までに十分検討して、私としては年内に、年内に発出してほしい。どんなに遅くても来年一月、二月、三月に発出してください。そうしないと、全国でまたどうしようもないメガソーラーで破壊されていく自然がたくさん出てきますよ。
そんなことは許されない。もっと気合いと覚悟を持ってやってくださいよ。もう十分調べているでしょう、現状も。わかっているじゃないですか。我々議員に声が届く前に
皆さんのところにいっぱい来ているでしょう。それをぜひお願いしたいと
思います。
それから、もう
一つ言わせていただくと、人口減少の時代ですよ、今はもう。ゴルフ場だって潰れて、その後メガソーラーになったりしていますよね。だから、もう余りこういった基準を、人口ボーナス時代の、右肩上がりの時代の基準のままにして置いておくというのも僕は変だと思うよ。もうちょっと厳しくしてくださいよ、全体として。新しいものなんか、そんなにこれからできないんだから。
言葉として、逆開発という言葉もあるでしょう。今まで開発したものを緑に戻していくという言葉まで今はあるんだから。だから、ぜひ林野庁にはスピード感を持って取り組んでいただきたいと
思います。
そして、環境省、農水省、ちょっと三つ聞けないんですけれども、申しわけない。ぜひ環境省には、ゾーニングという概念がヨーロッパで広がってきていますね。そして、日本の中でも自治体は、ゾーニングという考え方を取り入れている自治体もあるんですよ。ゾーニングのいいところは、もめるよりうんと手前で、どこの土地をどう使うかということを決めちゃう、先に。賢いやり方ですね。その方が
住民コンセンサスもつくりやすい。
もういろいろ検討していただいていると
思いますけれども、ぜひ環境省にはその方向で考えていただいて。これから風力発電に力が入るわけでしょう。風力発電だって、いろいろトラブルが起きますよ。ぜひゾーニングも真剣にやっていただきたいと
思います。
私は、
大臣、
世耕さんも聞いていてください、先ほど言ったように、もうメガソーラーというようなことは、いろいろな問題も多いから、環境破壊を伴うものはだめ。そして、できれば私はソーラーシェアをお勧めしたいと思っているんです。もう
先生方もよく聞いていらっしゃると思うけれども、ソーラーシェアには
社会的使命があるよ。耕作放棄地をよみがえらせる。下で一次産業をやれるんですよ。
お配りしている
資料の8をごらんください。
つい今週、千葉県で行われました農林水産就業説明会、私は、こういうところでもソーラーシェアの話が出ていないのはまことに残念だと
思いまして、パンフレットを届けさせていただきました。千葉県も農業県です。
次の
ページ、
最後の
ページ。これは非常にわかりやすいチャートなので、これは利用できると
思います。ソーラーシェアリングを始めるための手順。
こういったことを、全ての一次産業に関心のある若い人
たちにお伝えしていくこと。年収は大丈夫かな、不安定だな、家族を養えるかな、そう思っている人
たちに、大丈夫、エネルギーも地産地消だよ、そうやってやってほしいんですよ。
農水省、お願いします。どういうふうに考えていますか。