○杉本
委員 維新の杉本和巳です。
最後の二十分、よろしく
お願いします。皆さん、ちょっとおなかが減っていらっしゃるかもしれませんが、もう一頑張り、おつき合いをいただきたいと思います。
先日、ヨルダン国王の国会での演説はいかがでしょうかというお話をさせていただきました。その話から入りたいんですけれども、きょうは、SDGsにかかわるというような切り口で、時間のある限り
質問させていただきたいですし、私が一方的にまたお話しして、予定の
質問が全部できないかもしれないので、その際はちょっと、あらかじめ関係者の皆さんに、次の
機会にということで、おわびしておきたいと思います。
大臣は今、隣の国というか、あるいは近所の国というか、きょうも厳しい
質疑があったように私は拝見していましたけれども、徴用工の問題であれ、領土の問題であれ、平和条約の問題であれ、本当にお隣の国というのは大変難しゅうございます。
それで、まあ隣の国といっても、オリンピックの入場行進での、ジャパン、ジョーダン、こういう順番で、東京オリンピック・パラリンピックの場合は残念ながら
日本が最後の入場行進国になると思いますので、東京オリンピックではその
機会はありませんけれども、通常、他国で開かれるオリンピック、パラリンピックにおいては、隣の国はヨルダンということでございます。
ちょっと調べましたら、一九五四年、安倍総理が生まれられた年でございますけれども、来年でヨルダンとの国交というのが、一九五四年から六十五年という、これは節目に当たる年ではないかなと私は思っておりまして、そんな
意味から、ヨルダン国王にぜひ国会で演説をしていただいて、これはSDGsでいくと十六番目の
目標になる平和といったテーマのことにつながるかと思いますので、その関係で、冒頭、ブータンの国王の来日について、少し
質問をさせていただきたいと思います。
ブータンの国王の来日の経緯、衆議院事務局が、えっ、私たちに
質問するんですかということで、そういう例は余りないのでというようなことで、結局、御答弁をいただくことは避けましたけれども、事務局に確認したところ、ブータンの国王の場合は国交二十五年というタイミングでいらしたかと私は記憶していますが、事務局、衆議院の国際部渉外課さんからの回答では、国会開会中、衆参合同の行事として、衆参本
会議で交互に、基本的には、外国賓客の国会演説というのを行われていると。
一義的には賓客側の意向を受けて実施ということで、きょうも、トランプ大統領の来日、来年の、二回いらっしゃるんじゃないかという新聞記事があって、そこに、来日した近年の主な要人というような書き方がありましたけれども、この中でも、二〇一四年のベトナム国家主席、それから二〇一五年のフィリピン大統領が、直近では、この後また
質問できればと思いますが、カザフスタン、その前、二〇一六年二月にはエジプト大統領といった方々がいらしておられます。
こういった方々が、まずは先方の意向から始まるようですけれども、担当する
外務省が
受入れを確認し、衆参国際部に内々の申入れを
外務省がされて、そして、衆参国際部と
外務省でその実施の可否というか、国会開会中でない場合はできないわけですから、そういった点の確認をして、国会演説に結びつくという
協議を行うという段取りだそうです。
あと、
外務省は、この後答弁もいただくかもしれませんが、国際部渉外課からの報告として、衆参の議運の
理事、それから国対の主要メンバー、それから関係国の議連の幹部の方々、それから外務
委員会、
委員長を始め、方々に、根回しというか、ということをし、両院で実施の受諾の見通しが立った段階で、
外務省発の各院宛ての公文書を発行。そして、その上で、衆参議運
理事会にて正式に演説実施の了承を得た後、各院発の
外務省宛てに公文書にて回答というような段取りで行われるということです。
それで、私がちょっと
外務省さんから事前のレク的にいただいたペーパーでは、ブータンの国王の場合は、事前に先方から、そもそも訪日の意向が、当時の二〇〇九年の麻生総理、それからその次の総理である、二〇一〇年には鳩山総理に対して、
日本に伺いたいよという御意向を示していただいたという中で、来日の一、二カ月前に国会演説もというお話があったやに伺っております。
来年はトランプ大統領もいらっしゃって、二度もいらっしゃるということで、トランプ大統領もいかがかとは思いますけれども、それはまた別途考えていただく中で、SDGsに絡めて考えれば、アルファベット順でいくところの隣の国であるヨルダン国の国王に来ていただいて国会で演説いただくのは、大変、
世界のSDGsの旗手として我が国が果たすべき
役割の中で、中東からの和平、何かきょうはカタールがOPECから離脱するみたいな記事も拝見したりするし、あるいは、環境問題でマクロン大統領が窮地に立って、デモがあったりというように、地球は目まぐるしく動き、かつ、このSDGs的な問題が、平和であったり、あるいは地球温暖化、国連報告では、UNEPですね、国連環境
計画が、産業革命前からの気温上昇二度未満の達成には各国が掲げる温室効果ガス削減量を約三倍にする必要があるという報告書を出したとか。こういう、もろもろ申し上げて恐縮ですけれども、そんな中で、本当に平和の構築という
意味で、我が国がSDGsのリーダーとして、そしてヨルダンの国王に、中東和平というところに結びつく立場ということも踏まえて、中立的なと言ったら、
言葉は難しいですけれども、正しいかどうかわかりませんが、我が国の国会においてお話をいただくことは、大変意義があると思うんです。
これは事務方の方に問合せさせていただいて、長い
質問になりましたけれども、ブータン国王の来日の経緯、今私が申し上げたようなことでよろしいかどうか。そして、もし、私が申し上げたことに対する事務方としての意気込みがあったら教えていただきたいと思います。