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杉本委員 維新の
杉本和巳です。
まずもって、きょう、
質問の時間を、
委員長そして両筆頭を始め
理事、
委員の各位の御了解をいただいて、順番を先にさせていただいているということに感謝を申し上げます。ありがとうございます。
さて、
質問に入らせていただきますが、まず、ちょっと私の勝手な
意見を開陳させていただきます。
INF全廃から
米国が離脱したということがあって、いろいろな表面上の御
意見というのは、お
立場のある方はいろいろしなきゃいけなかったりとかということなんですけれども、実はその心は何だろうかと私なりの
解釈をすると、やはり、
アメリカは
中国の
軍事力を
念頭に、ロシアだけを考えているわけではなくて、それこそ
地球を俯瞰して考えた場合にその
条約を生かしていていいかどうかというような深いところから
動きがあったのではないかなというふうに私はちょっと感じているということの
意見を開陳させていただきます。
それで、私は、
中国という国、何度かお邪魔させていただいて、その力の勢いが増していく
状況であったり、逆に最近は
高齢化とか、そういった
我が国が先進的に抱えている問題にまた直面されつつある国であって、非常に
我が国にとってマーケットとして、あるいは
高齢化の、例えば
スマートシティーみたいなところで
中国に非常に大きな
ビジネスチャンス、まず
我が国の中で
スマートシティーを成功させなきゃいけないんですけれども、その上で、
中国の各そういった
地方公共団体での
スマートシティー化なんかで非常に
ビジネスチャンスがあるというふうに私は考えています。
そんな
意味から、ちょっと昔の話をして恐縮ですけれども、たしか
民主党政権が誕生する前に、
鳩山由紀夫元
総理が
中国に行かれたときに、
一緒に随行された方の
お話がありました。おい、
杉本、何か
阿倍仲麻呂だったらしいぞという言葉があって、どんな
意味かなというふうに思ったんですけれども、要は、やはり
中国、
大臣はそういう経験は何度もされているかと思うんですけれども、遣
隋使があって、
遣唐使があって、唐の時代に
遣唐使として行かれたのが
阿倍仲麻呂であって、その
阿倍仲麻呂から
歴史をひ
もといて
中国は話をしてきた、こんなような
お話であったやに聞いています。
そんな
意味で、やはり隣国であって、古い、長い
歴史を
我が国は
中国と持っているわけであります。
そして、
一帯一路といって、
アメリカは、国力と借財のバランスなんかを考えましょうみたいなことをペンス副大統領が言われたりということで、
我が国は、当然
日米関係が基軸であって、パクス・
アメリカーナの今の世の中で、
アメリカとはきちっと、当然、大事に大事に、一番大事につき合っていかなきゃいけませんけれども、やはり
世界全体を見れば
中国との
関係も、
改善方向にあって望ましいと思いますけれども、常に両にらみで我々は
我が国の
立ち位置を考えていかなきゃいけないということも私は感じております。
そんな
意味で、今次、
社会保障協定ということもあるんですけれども、その前に、
日中平和友好条約締結四十周年という年に当たり、また、今申し上げたとおり
日中関係というのは千年以上の
歴史、二千年と言った方がいいかもしれませんが、
歴史があり、有史以前はもっとかもしれないということの中で、今後十年、五十年、百年、あるいはもっと長く、我々はどういう展望を持っていったらいいのか、今お
立場にある
河野大臣の御所見を伺えればと思っております。