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内閣総理大臣(
安倍晋三君) まず、
財務省から出てきた
文書について一方的な
批判がありましたから、それにも
お答えをさせていただかなければなりません。それは、先ほどこれは申し上げていることでもございますが、妻に対しては、もうこれも何回も
国会で
お答えをさせていただいておりますし、今の同じ御
批判に対しては、さきの
予算委員会でも、私から、あるいは
財務省からも既に
説明をさせていただいていることでありますから、しかし、またそういう御
指摘がございましたから、これは
お答えをさせていただかなければなりません。
妻は、何度か
留守番電話に短いメッセージをもらいましたが、土地の契約に関し具体的な内容については全く聞いていないということはもう何回か申し上げたとおりであります。
そして、
優遇を受けられないかと
総理夫人に
照会という件は、あくまでも
籠池氏側が
夫人付に宛てた
手紙に書かれていたわけであります。そして、それに対してどのように理解をしたかということについては、先般、二十八日に、
理財局太田局長から、このいわば
文書を書いた者から聞いたその
趣旨について御
説明を既にさせていただいているわけでありまして、今申し上げたこととまさに
趣旨は同じであるということでありました。
ですから、それを
殊さら、
自分が、いわば積極的に持っていこう、
政府や、あるいは私や、私の妻にこの問題を持っていこうということを考えるから、いわば
本当の
本質からどんどんそれていくわけでありまして、あくまでも、最初申し上げましたように、なぜこれはああいう
値引きがされたかということをしっかりと突き詰めていくことが大切であって、そして、今それは
財務省においてしっかりと
調査をし、そしてまた、あるいは、今
検察当局によって調べがなされているんだろう、こう思うところでございます。
そして、
加計学園につきましては、まさにこれは、もう既に何回も申し上げておりますように、
指摘をされていた日にちには私は会っていないということは申し上げたとおりであり、また、
加計理事長もそう
発言をされているところでございます。その後、どういう
経緯でああいうものになったのかということについての
加計学園からの話もあり、また今治市からもあったわけでございます。
ただ、この問題については、まず見失ってはならない視点は、私
たちが何をやろうとしていたかということでありまして、
獣医学部が五十年間もやはり新設されなかったのはおかしいということであります。(
発言する者あり)