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矢田わか子君
協議会については、今回の子ども・子育て
支援法の一つの大きな目玉でもありますので、是非とも厚労省の御指導の下、スムースな
協議会設置ができるように御指導をお願いしていきたいというふうに思います。
ありがとうございました。
続いての
質問に入りたいと思います。
加計学園の
獣医学部設立に関する問題ということなんですが、先週、柳瀬元首相秘書官の
予算委員会における参考人招致もいたしました。まず問題は、まだ残っている問題として、とにかく、国家戦略特区を使っての
獣医学部の
新設が、適切で、かつ公正な手続を経て決定されたのかということと、また、開校を今したわけですから、その開校したこの今治市の
獣医学部が予定どおりにちゃんと
運営されていくのかどうかということについて是非注視していきたいなというふうに思っております。その
観点から
質問をさせていただきます。
この加計学園、まず、
獣医学部の紹介文章において、学部の優れている点として挙げられていることが、国内最大の七十三名の専任教員を配置したということであります。本当に大きな学部設置で、教員集められるのかということが論議経過の中でも課題というふうに指摘されていたわけですが、最終的には七十三人専任教授が配置されております。
資料四を御覧ください。ただ、この配置
状況を見ますと、この数自体も既存の獣医大学十六大学の教員数に比べて、具体的に国立で三十から四十人です、私立系では五十名が平均という中においても圧倒的に多いというような
状況です。また、教員の平均年齢も、他の私立の理工系の大学が五十二・四歳なんですが、この加計学園は四十六歳ということで、若いというのが特徴点として出されています。
しかし、実態はここにあるとおり、教員名簿における専任教員の年齢構成、学位保有
状況を見ますと、教授クラスは、六十から六十四歳が四名、六十五から六十九が八人、七十歳以上が十一名ということになっています。ほかの大学を定年になった方の採用が多いと思われます。
大学設置・学校法人審議会では、資料五を御覧ください、この中で留意
事項として既に指摘されていたんですが、定年規程に定める定年年齢を超える専任教員数の割合が比較的高いことから、定年規程の趣旨を踏まえた適切な運用に努めるとともに、教員
組織編制の将来構想について着実に実施することということが既に指摘をされています。本当に今の教授の皆さんが、卒業するまで生徒の方々の面倒を見てくれるのかということも含めた懸念
事項というふうに思います。
もう一つ、現地でヒアリングをしたところ、教育経験の少ない若い教員が十分に学生を仕切れていないのではないかという声が上がっていることや、あるいは一部の教員に過度の負担が強いられて、まあ働き過ぎですよね、になっていて、ハードワークになっているんだよというふうなお声も現地からは上がってきております。
教員数は実際に本当に確保され、学生に十分な指導ができているのかどうか、
状況を把握する必要があると思いますが、文科省、きちんと把握されているのか、まずお聞かせいただけますか。