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委員以外の
議員(藤末健三君)
国民の声の藤末健三でございます。
本日は、
石井委員長、そして
政治倫理の確立及び
選挙制度に関する
特別委員会の皆様にこのような場を与えていただきまして、誠に感謝を申し上げます。
私は、本日、この
参議院の過半数を占めます
自民党そして
こころ及び
無所属クラブの皆様が作られました
公職選挙法の
改正案について御質問をさせていただきたいと思います。
まず冒頭に、この
公職選挙法の
改正については三つのポイントがあると考えておりまして、一つは、
参議院の役割をどうするかということを基盤にしなきゃいけないということ、特に衆議院との違いをどうしていくかということが非常に重要でございまして、今、
選挙を議論する中で、やはり
参議院の機能はどうあるべきか、そして
参議院の機能を果たすためにどういう
人材が必要か、そしてその
人材を選ぶためにどのような
選挙制度があるべきかということを議論するのが私は本筋だと思っています。
個人的な
意見を申し上げますと、私は今、財務省の
文書の改ざんの問題、そして自衛隊の日報隠しの問題、そして文部科学省、局長が受託収賄容疑ということで逮捕されるという
状況の中で、やはり我々
国会がいかに行政を監視していくかということが非常に重要になっているというふうに思っておりまして、まさしく今回の議論の中での行政の監視の機能の強化ということを是非機能強化すべきじゃないかと思います。
一方、二点目にございますのは、ただ、衆議院の
議員定数を減らすという動き、そしてまた
地方の
議員もどんどんどんどん
定数を減らすという中で、我々がこの
定数を増やしていいかどうか。特に、消費税を上げていくという段階に来ている中で、私は消費税を上げるべきだと考えております、そのように
国民の負担を求める中で、
議員定数を増やすこと、これはもう機能をいかに強化し
国民の皆様に役立つかということとともに、やはり私は、
定数を増やすとしても、
参議院の予算、全体の予算を減らしていくということをきちんとやらなければ、私は理解を得られないんではないかと思っております。
我々は、
国民の声ということでございますので、まさしく
国民の声を集め、そして
国会に伝えるということを役割として名前を命名させていただきました。
議員の数が私は問題ではなく、いかに
国民の皆様の声を
国会で、つかんでいくか、届けていくかということが大事だと思っております。
そして、三つ目にございますのは、
参議院の役割を拡大していきます、そして
定数を増やすといった場合、そして予算を減らしていくという場合に
国民の皆様の理解をどう得ていくかという、ここが一番大きなポイントになるんではないかと思います。
私は、このまま
参議院の機能強化、そして
参議院の
定数を増やしますよというだけでは恐らく
国民の皆様の理解を得られないと思っておりまして、やはり一番目にございますように、
参議院が果たす役割は何かということを明確に示し、そしてそれをまず
国民の皆様に理解していただく。そして、その機能強化のためにはこれだけの定員が必要である、だから定員を増やしてほしいと。そして同時に、定員を増やしながらも、必ず
参議院が使う予算は絶対に減らすということを
国民の皆様に理解していただくことが必要だと考えております。
具体的な質問に移らさせていただきますと、まず全体の話をさせていただきます。
平成二十七年の
公職選挙法の
附則、そして昨年の最高裁判所の
判決を踏まえますと、
最大のこの一票の
較差、
是正することは必ず必要であるということはあります。我々立法府から司法府に対する回答として今回この
公職選挙法の
改正の議論が行われるわけでございますけれど、今回
提案されました
公職選挙法の
改正の
趣旨、特に司法府に対するメッセージの
趣旨を教えていただきたいと思います。お願いします。