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小野田紀美君 是非よろしくお願いいたします。
そしてもう
一つ、
消費者安全確保地域協議会についてもちょっとお伺いしたかったんですが、せっかく資料を配っているので、ちょっと質問の順序を変えまして、ひょっとしたら間に合わないかもしれないんですけれども、エシカル
消費についてお伺いをしたいなと思います。
また横文字でエシカル
消費と言われてもぴんとこないんですけれども、要は倫理的な
消費というのがエシカル
消費ということで、またこれも最近、世間ではSDGsという言葉と、カラフルな、何というんでしょう、こういうことをしていきましょうねという、持続可能な開発目標というのをやっていこうというのでSDGs盛り上がっているところなんですが、その中の目標十二として、つくる責任、使う責任というので、持続可能な生産
消費形態を
確保するというのもこのSDGsの中に含まれています。まさに
消費者庁としても今まで力を入れて取り組んでこられた倫理的
消費、エシカル
消費もこれに当たると思うんですけれども、例えばフェアトレードなど
社会に配慮する
消費、あとエコ
消費など環境に配慮する
消費、地産地消など
地域に配慮する
消費など、倫理的
消費を行っていく上でどういう商品を選んでいけばいいのかなということは最近大分
消費者の中にも意識としては浸透してきていると思うんですね。ただ、それを選びたいなと思ったときに選べるかどうかというところのハードルがまだまだちょっと高いんじゃないかなと思っておりまして、今日、資料を配らせていただきました。
こちらのたくさんマークが入っている紙、GAP、JAS、GIというのをちょっと上に書かせていただいているんですが、農林関係のところにいるとGAP、HACCP、JAS、GIというのはもう本当耳慣れた言葉なんですが、このGAP、今回HACCPはちょっとよけますが、GAP、JAS、GIというのを皆さん御存じでしたかね。あっ、首を振られていらっしゃる方がいらっしゃいますね。
それぞれちょっと簡単に書かせていただいたんですが、GAPというのは、農業において
食品管理とか環境保全、労働安全など持続可能性を
確保するための関連する生産工程の
取組、管理の
取組というところをする。だから、GAPというのは、GAPをする、つまりそういう持続可能な商品管理とかをやるということと、それをやっていますよということを認証してもらうGAP認証というのがあるんですけれども、このまさに持続可能性をしっかりやっていこうという
取組でGAP認証というのを取っても、
一般の人がGAPって何って言っているのだとなかなかきついと。
実際、このGAPというのを、今グローバルGAPとかJGAPとか、今アジアのGAPでAGAPとか、あと各県がやっている県GAPとか、物すごい
種類があるんですよ。これ自体もややこしいというけれども、これは後々の話にしておくとして、このグローバルGAPとか、GAPを取っていないと、例えばオリンピック・パラリンピックの調達基準には合いませんよとかそういった、業者の中では大体浸透もしてきているのでしょうけれども、やっぱりこれをなかなか
一般の方が分からないと。
GAPって認証を取ろうと思ったらすごいお金が掛かって、例えばグローバルGAPを取ろうと思ったら、
審査料だけでも二十二万から五十五万プラス
審査員の旅費、あとコンサル料が四十万から五十万とか、更新も要るとかとなったときに、やはりすごくGAPをやっていても認証を取るというのはお金も時間も手間も掛かります。そんな中で、こういった持続可能な管理
体制でちゃんと物を作っていこうと頑張ってGAP認証を取りました、認証農場ですとなっても、これがエシカル
消費をしたいなと思っている
消費者の皆様に伝わらなければ、やはりこれなかなか進んでいかないと思います。
JASも同様に、めちゃくちゃJASの
種類があって、これそれぞれ、JAS、分かりますでしょうか。もう時間がないので余り言いませんが、例えば緑のやつだったら有機JAS、オーガニックですよというJASの規格にちゃんと入っていますよとか、あとGI、これ地理的表示といいまして、岡山だと連島ゴボウとか、この
地域で取れたちゃんとしたものですよという地産地消のブランド化で、GI自体はどっちかというと
地域のブランドを世界に売っていこうとかという意味もあるんですが、エシカル
消費の中には地産地消というのも入っています。あっ、これうちのものなんだというのが分かれば、ユーザーにとっては、あっ、これを選ぼうという判断になるかもしれないんですが、このマークの認識率、一体どれぐらいあるのかというのを、
消費者庁さん、認識されていますでしょうか。