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大門実紀史君 どうもかみ合わないんですけど。
申し上げていることは、例えばこういうふうに言われたらまだ分かるんですよ。いろんな
委員が
質問して、調べてくれと。調べました、分かりました、その結果、誰が出したと分かりましたと。ただ、それは、本人が刑事訴追受ける
可能性あるから名前とか日にちとかはお答えできませんならまだ分かるんですよ。調べます、報告します、調べます、報告しますとずうっと続けているから申し上げているのでね。答えられない
理由、まあちょっと
麻生大臣はそういうこともあるみたいにおっしゃいまして、それならそれでまだなぜ答えられないか分かるんだけれ
ども。この何か、
委員会をばかにしたように、国会
審議をばかにしたように、調べます、一生懸命やります、調べてやります、一向に報告しないというのは、ちょっともういいかげんにしないと大変なことになりますよ、これは本当に。こんなので
審議できるかという話になりますよ、本当に。私
たち、こうやって法案
審議に応じてやっているわけですよね、だから真摯に対応してもらわないと困るというふうに思うんです。
それで、実は、昨日の「クローズアップ現代」で、その自宅に残されたメモ、これはAさんの
思いですから、私はこの本当にAさんが無念で、無念の
思いで亡くなられたからこれを取り上げているので、何も、何か面白がって取り上げているわけでも何でもないですから、きちっと対応してほしいんですけれど、その残されたメモは三つあります、主にですね。
上から、経過が詳し過ぎる、書き直せと
指示されたと、さっきの話ですね、
財務省から
指示があったと。このままでは自分一人の
責任にされてしまうと。冷たいという言葉、これは知りませんでしたけど、昨日出てきました、残されたそうです。あと、これは前から言われていましたが、佐川さんほか
財務省幹部の名前もメモにあったと。で、もう
一つは、これは昨日明確に言われたのであれだと思ったんですけど、
麻生大臣の答弁に疑問を呈する言葉も残されていたと。
それは、記者によると、具体的に何なのかというと、今年の二月、新たな内部
文書が確認されたと
財務省が国会に、あれは参議院の
予算委員会でしたね、した際、そのときの
大臣の、国会
質疑の中の
大臣の答弁について、あの
麻生大臣の答弁には疑問だということをこのAさんがメモで残されたということであります。
このときは何かというと、今申し上げたように、二月の九日ですね、今年の、
財務省がそれまで内部
文書五件ですかね、公表したのに、新たに二十件の
文書を公表されたんですね。これは参議院
予算委員会の理事懇談会ですね、理事懇にですね、そのときのことだと。そのときに、そのときのことを恐らくテレビ
質問か何か御覧になっていて、Aさんがあの
大臣の答弁はおかしいと思われたということをメモに残されたということなんですね。
実は、そのときの答弁、何があったのかをずっと精査してみたんですけれど、もちろん細かい話はいろいろあるんですが、核心はこれじゃないかなと思うのが
一つありました。
これは、二月十四日の衆議院の
予算委員会で枝野さんが
質問をしております。要するに、佐川さんの答弁が、
文書がないないと、破棄していたと答弁が繰り返されてきたわけですけれ
ども、そもそもこうした
行政文書についての管理
責任者は誰だったんでしょうというふうに枝野さんが聞かれて、
麻生大臣が、森友学園に対します国有地の貸付け、売却に係る
決裁文書の
文書管理責任者は、近畿
財務局の統括国有財産管理官でありますと明確に端的に答えておられるんですね。この近畿
財務局の統括国有財産管理官というのは、先ほど申し上げましたAさんの直接の上司であります、当時、池田さんですよね。
で、枝野さんがまた聞かれております。ということは、その管理官、池田さんが、記録は残っていないという報告を、池田さんが佐川さんにそういう報告をしたという理解でいいんでしょうかということが枝野さん聞かれて、
麻生大臣が、その、まあ
財務官と言っていますけど、これ池田さん、管理官のことですね、その
財務官の報告に基づいて佐川が答弁したというように御理解いただければと
思いますと、これも明確に答えておられるんですね。
で、枝野さんが、そうすると、その処分をした、廃棄をしたと佐川さんが言った、もう記録が残っていないと、廃棄したんだと、その廃棄をした
責任者はその近畿
財務局の担当官、すなわち池田統括国有財産管理官という理解でいいですねというふうに念を押されて、
麻生大臣は、直接それには同じように答えないで、とにかく法律違反ではありませんということをお答えになっているんですね。
つまり、これは今年です、今年の答弁ですね。しかも、端的に明確に答えておられます。この答弁は、当然、太田
局長も共有していた答弁でよろしいですね。
麻生大臣が一人でお答えになるとは思えないんですね、ここまで詳しい話を。