○室井邦彦君 日本維新の会の室井邦彦でございます。
まずは、この度の
地震によりお亡くなりになられた
方々に心からのお悔やみと哀悼の意を表したいと思います。また、被災をされた
方々に対しましても、心からのお
見舞いを申し上げさせていただきます。
今回の
地震、私も家にいました。私は兵庫県尼崎市なんですけれ
ども、世間では
大阪府尼崎市と言われるぐらい経済圏でもありますし、もう本当に、おいと言えばもう隣ということで、そういう
関係上、今回の
地震は非常にあの阪神・淡路大
震災を、記憶をよみがえらされたというか、阪神・淡路大
震災のときには、もうガス管が吹き飛び、ガスが漏れ、もう大変な
状況でありましたけれ
ども、今回の
北部地震は阪神・淡路大
震災に比べると五十分の一のエネルギーだと、こんなことも耳にしましたが、しかし大変な
被害状況であります。私もちょうど国道二号線を走っておりまして、一キロ進むのに一時間半掛かりました。
もう皆さん方御承知のとおり、西は神戸市の百六十万政令
都市、その間に阪神間の百六十万
都市、そして
大阪の八百八十万という、こういう東西の
道路が非常にもう大動脈なんですよね。阪神高速
道路は通行したらいかぬとか、電車は止まっちゃうとか、電車も、阪神、阪急、JRございます、皆止まりました。おまけに遮断機も上がらないという、こんな
状況で、渋滞、また救急車も迂回をしたり、本来なら五分か十分で行けるところを四十分掛かったとか、これは、大
都市のこういう
地震は、もう
道路、これはもう致命的だなと。
佐藤信秋先生がいらっしゃいますけれ
ども、私が衆議院当選したときに
道路局長でいらっしゃいました。そのときのまだミッシングリンクが、兵庫県と
大阪を、四十三号線そして国道二号線、そして、何かあったときに困るからということで山手幹線という
道路を引いているんですけれ
ども、兵庫県は完成しておるんですけれ
ども、
大阪は全くつながっていないという、こういう東西の
道路がミッシングリンクでなければ多少緩和されていたんじゃないのかなと。いまだにその山手線というのが完成するのに四十年、五十年掛かるというふうに言われておりまして、その辺の
計画性は一体どうなっているのかなと、ますますこういう
震災が起きたらそのように思っております。
是非、
大臣、またその辺を見ていただいて、またいろいろと御
検討を、それは
大臣だけの仕事じゃないと思います、国土交通
大臣も関わってきますし、
大阪府も兵庫県も関わってくる問題でありますけれ
ども、
地元に住んでいる、二回
震災の大きな経験をした者にとって、やはりその点を痛切に感じております。ひとつ前向きなお考え方でしっかりと
対応していただきたいなというふうにお願いをしておきます。
ところで、質問で、被災者の住宅再建と
生活再建について御質問を三問ほど用意したんですけれ
ども、各
先生方とかなり重複しておりますけれ
ども、申し訳ありませんけれ
ども質問させていただきますけれ
ども、先ほど来出ておるわけでありますけれ
ども、一部
損壊で二万七千棟というようなことでありますが、この
全壊、半壊、そして一部
損壊、これが二万七千棟、こういう部分に被災者
生活再建
支援法の
対象外であると、この点を各
先生方が尋ねておられました。
この点を国として、今後、どう
対応しておられるのか。
大臣しっかりと
答えておられますけれ
ども、もう一度
答えていただきたい、このように思います。