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平山佐知子君 国民の声の
平山佐知子です。
行田
委員からも水ビジネスの話がありましたけれども、様々な
インフラが現在も
海外に
輸出されている中で、私も水に特化してお話を伺ってまいりたいというふうに
思います。
水道を、蛇口をひねると透明な水が出てきて、そのまま飲むことができるのは私たち
日本人にとっては当たり前のことですけれども、一方、
海外ではといいますと、なかなかこの水道施設、整っているかといいますと、その国や
地域は限られますし、しかも、飲めるといいましても、その国内全域でひとしく安全な水道水を飲むことができるかといえば、そういうふうに言えないという
状況の国もいまだ多くあるという現実があります。この水と衛生の問題は実に人の命にも関わりますし、重要な問題だというふうに考えております。
二〇一七年版開発協力白書によりますと、水道や井戸などの安全な水を利用できない
人口は
平成二十九年には
世界でおよそ八億四千四百万人、また、およそ三十六万人の五歳未満の子供が、安全な水と衛生施設が不足しているために引き起こされる下痢によって尊い命を落としているという非常に厳しい現実もございます。
このような
世界の現状におきまして、この
日本の水道設備、間違いなく
世界トップレベルでありまして、この公共
インフラは
世界中に胸を張って売り込むことができるもので、また、これは
世界からも求められているものだというふうに考えています。
そこで、伺います。
現在、国内の上下水道設備を
インフラ輸出している現状についてまずは簡単に教えていただきたいということと、また、このような
世界の現状を踏まえれば、水道、それから下水道の
整備は、今までのODAの開発援助に加えて今後大きなビジネスになっていくというふうに考えています。
例えば、中国や韓国など、いわゆる
日本の
競争国の現状を見ても、では、果たしてその中国や韓国が国内どこにいても安全な水を供給できているかといえば、いまだ難しいというのが現実だというふうに考えています。ここは
日本の水の
インフラ輸出が
世界にもアピールしやすく優位な分野ではないかというふうに思っているんですが、その点についていかがでしょうか、
経済産業省、
お願いいたします。