○藤末
健三君 是非、
河野大臣におかれましては、やっぱり
日本からもある程度の
検証メカニズムを提案していくことが必要だと思っています、私は。特に、
朝鮮半島の
非核化につきましては、二〇〇八年にPNND、核軍縮・不拡散議員連盟の国際会合において、かつ国連におきましても、PNNDから北東アジア非核地帯構想、条約というのを提案したこともございますので、是非、
日本が新しい枠組みを提案するということもお願いしたいと思いますし、同時に、セカンドトラック、NGO等につきましても、昨年はICANがノーベル平和賞を取られましたし、
河野大臣が会長をしていただいていますPNNDもセカンドトラックでございますので、是非、
政府とそういうNGOの
連携、
大臣に進めていただきたいことをお願いしたいと思います。
続きまして、
北朝鮮の問題につきまして質問させていただきたいんですが、
皆様のお手元に、「目次」と書いてございますけれど、紙を配らさせていただいています、「目次」という紙。これ何かと申しますと、在
韓国日本大使館が配っています安全マニュアルの目次でございます。
何かと申しますと、今、
韓国に長期的に滞在している
日本人は三万八千人、あと旅行などで短期的に滞在する
日本人が二万人ということで、大体六万人の方々が、
日本人が
韓国にいるわけでございます。
今回すごく融和的な雰囲気にはなっているものの、私は、今まで
北朝鮮、八回ほど期待を懸けてはそれを期待を裏切るということを続けたわけでございまして、私はそんなに楽観視できないんではないかと、やはり最悪の場合に備える必要があるんではないかと考えております。
そこで、問題でございますのは、まだ米朝首脳会談もあるわけでございまして、どうなるか分からない
状況の中で、この六万人近い
日本人が
韓国、
朝鮮半島にいる中、何かあったときの、
有事の際のその在韓邦人の救出
計画、それが十分にできていないんではないかということを懸念しております。
実際に
韓国にいます
日本人の方々の話を聞きますと、携帯でいろんな情報は来るようにはなっているんだよねと、それで終わっているという感じのことを言う方がおられました。私、携帯で今情報をいろいろ発信するんですよという話を
外務省の方々に伺っているんですけれど、恐らく携帯はサイバー攻撃で潰れると思います、はっきり申し上げまして。恐らく携帯は使えない
状況になると。
じゃ、そういう中で、
韓国にいる
日本人がどうやって情報を取ればいいのかといいますと、恐らく
外務省の方が御
説明しておられるのがこのマニュアル、全部皆さんに見ていただきたいんですけれど、非常に一般的なことしか書いていないんですね。実際に
有事の際に、どこにどうして連絡をして、何をすればいいかということが余り書かれていない。
外務省の方は書かれていますよということをおっしゃいますけど、私は、実際の危機的な
状況でこのマニュアルできちんと邦人が、英語は通じない、
日本語は通じない国で安全な
場所に逃げ切れるかどうかというのは、私は少々疑問でございます。
そういう中で、是非とも、この安全マニュアルの見直しも含めまして、私は、スマホにこういうマニュアルを、もっときちんとしたマニュアルをダウンロードでき、そして
韓国語で、分からない方は
韓国語で質問ができる、翻訳装置が付いている、それぐらいのことを是非スマホレベルで、通信がなくてもできるようにしてはどうかと、例えば一つの事例でございますが、思うわけでございますが、
河野大臣、いかがでございましょうか。お願いいたします。