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牧山ひろえ君 今の御答弁を聞いても私は納得いかないです。そういういろんな経緯があったとしても、やっぱり大臣に一報を即入れるべきだったと思いますけれども、全く私は納得いかないので、納得ができるような結果を、結論を後ほどお伺いしたいと思いますので、よろしくお願いします。
今回の
調査は、約七十人を聴取した結果とされています。ただし、この結果は
調査対象の供述内容が真実であることを前提としています。通常の業務においてはやはり
信頼というのは重要だと思うんですけれども、このような疑惑に関する
調査というのは性悪説で臨まなければならないと思うんですね。そのために、以前より繰り返し私は、内輪の
調査では
国民を納得させる信憑性に欠けるとして第三者による
調査をずっと求めてきたわけです。
ですが、途中から、私から言わせれば、アリバイ的に僅か一名の方を、しかも非常勤で参画させた、それだけです。実際にこの方が
会合に
出席できたのは、全三十四回のうち僅か六回だけだったそうです。これで
国民の
信頼と納得は得られるわけはないと思うんですね。
国民の代表である国会が結果的にだまされた事案だと思うんです。
国会の関与の下、独立した、真の
意味での第三者
調査機関で再
調査を行うべきだと思います。この件については引き続き真相の解明を求めていきたいと思います。
前回の
質疑で、政治の
責任に触れない今回の
調査結果と処分について問題提起させていただきました。
調査結果の特徴として、政治サイドの
責任は極力回避し、どちらかというと現場や部下に
責任を押し付けて終わりにしているようにしか思えないんですね。そもそも、稲田氏の指示というのも、打合せでの、本当に日報はないのかという
発言だけだったんですね。これでしっかりとした明確な担当指示があったと言えるでしょうか。
私は、稲田氏の
発言を聞いた統幕の辰己総括官は部下に再探索を指示したとされていますけれども、具体的な
調査方法を示さず結果の確認もしていないので、私はおかしいと思うんですね。当然、陸幕の担当者らも指示があったとの
認識はなかったとのことです。この経緯ですと、稲田元
防衛大臣は、日報の探索指示は出ておらず、辰己総括官も探索指示を受けたという
認識はなかった、けれども、元大臣の
責任を回避するために探索指示があったとこじつけたと考えた方が私は自然だと思うんですね。
この経緯に関する
調査結果の
説明は非常に不自然で、私が申し上げたような解釈が成り立つのにもかかわらず、稲田元大臣に関して
調査対象とせず、聞き取りもしなかった、このことは私は本当に疑問に思うんですけれども、なぜなんでしょうか。大野政務官。