○福山哲郎君 ありがとうございます。是非しっかりと
対応いただきますように、よろしくお願い申し上げます。
もう本当は余りこんな穏やかな
状況ではないんですけれども、この
国会の審議も、何か日報だとか
自衛官の
暴言問題だとかではなく、今、日米の首脳会談行われていますし、シリア情勢は緊迫しておりますし、そういったことについても本当に、この
外交防衛委員会できちっと与野党超えて
議論できるような
環境を早く、
外務省、
防衛省を含めて整えていただきたいと心から申し上げる次第でございます。
小野寺防衛大臣にお伺いします。
小西議員への
幹部自衛官の
暴言の問題でございます。
これ、不快な思いをさせたのであれば申し訳ないとか、不適切な
言葉だったから申し訳ないではないと思いますね、私は。実力組織である自衛隊の
幹部自衛官が
国民から選ばれた
国会議員に対して
国民の敵だという
暴言を吐かれたと。一般の人が我々に向かって、まあ道で我々もよく怒られたり文句言われたりしますが、それで不快な思いをさせて申し訳ないという話ではないんです。
実力組織の
自衛官だから問題であり、逆に、恐らく大多数の
自衛官はこの
発言はまずいだろうと。それは内心どう思っているかは私らは分かりません。分からないけど、大多数の
自衛官はこんな
発言をしちゃいけないと思っているはずですし、そのこと自身が、たった一人の
発言が、これまでの
自衛官の、自衛隊の皆さんの災害救助や国際協力活動等に対しての評価を、信頼を失墜させるということについても良くないと思っている
自衛官が大多数だと私は思います。そこでの
防衛大臣の
発言が、さっき申し上げたように、不適切な
言葉だから申し訳ないとか、不快な思いをさせたから申し訳ないではないと私は思います。
日報の問題も
防衛大臣に報告が上がってこなかった、シビリアンコントロール上どうなんだという問題があり、今回の問題も、戦前の
日本が
経験をしたあの歴史を繰り返しちゃいけないということで、戦前、諸先輩方がこの国の
自衛官と、自衛隊と
国民との
関係に信頼
関係を一生懸命構築していただいたんだと思います。
それをこういう
状況で、その信頼
関係を崩すような
状況は、やっぱり私は
日本の
安全保障上も自衛隊の組織上も、そしてこの国の在り方としてもおかしいと思うので、
防衛大臣としての毅然とした
対応が必要だと思いますが、そこについて
防衛大臣のメッセージが全く伝わっていないし、何が問題で、何がシビリアンコントロール上これがよくないことなのか。先ほど、あってはならないと言われた。それは、不適切な
言葉だからあってはならないのではないし、不快な思いをさせたからあってはならないのではなくて、なぜあってはならないのかということに対して
防衛大臣の
言葉が中途半端だから、私は非常に逆に危機感を感じます。
私は
防衛大臣と長いお付き合いだから余りこういうことで言いたくないけど、私自身、そのことについて
防衛大臣としてのきっちりとした、シビリアンコントロールのトップとしての存念をちゃんと
国民に伝えるべきだと
考えていますが、いかがですか。