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杉久武君 しっかりと、今
お話しいただいたことを
一つ一つ丁寧に取組をよろしくお願いしたいと
思います。
また、通告していた順番を変えまして、一問ちょっと飛ばさせていただいて、次に
大臣にお伺いをしたいと
思います。
今、
防衛省の一挙手一投足が
国民の目線に厳しくさらされていることを深く自覚していただき、
対応していただきたいと
思いますが、この
日報問題については、
小野寺大臣の指揮の下、徹底した
調査によりまして、出てくる事実そのものは言語道断ではありますが、少なくとも
シビリアンコントロールは正しく機能している。先週の
質疑でも申し上げましたとおり、客観的に見て間違いないと申し上げておきたいと
思います。
その上で、あえて私の個人的な見解として踏み込んで申し上げれば、今回の
日報が発見されたこと自体はよかったと
思います。その意味は、
日報の探索の発見によって、組織内のガバナンスが少しずつであれ復活しようとしております。また、別の視点から見た場合、
イラクや
南スーダンの
日報それ自体の貴重性であります。派遣された
自衛隊員の皆様が任務に従事されたゆえに得られた得難い知見でありますし、大切な
記録であるのではないか、このように私は
認識をしております。
日々、現場で何が起きたのか、その実体験の
記録こそ我が国の安全保障を
考える上で計り知れない価値が
日報にあると
考えるべきであり、そうであるからこそ、
日報を破棄したなどということ自体がとんでもないことではないかというふうに
思います。もちろん、
防衛に関する情報は、外務省なども同様でありますが、機密性が大変高いものでございますので、
情報公開などそもそも必要ないといった前提や、
防衛省や
自衛隊の
認識があったのかもしれません。
しかしながら、今回の
日報問題で見えてくることは、公開、非公開以前に、情報そのものが持つ
重要性というものに対する基本的な
認識、ここが組織的に欠如していたのではないかと、このように思っております。これが今回の大きな失態につながっているのではないか。もしそうであるならば、これは
実力組織として致命的ではないかと、このように断ぜざるを得ません。
そこで、
小野寺大臣に伺います。
連日のように
防衛省・
自衛隊に訓示や
指示をされておりますが、それこそ今まさに必要なことでございまして、
大臣が持つ重大な危機意識を
大臣自らが語り続けることで、
防衛省や
自衛隊の最前線に至るまで
大臣と同じ危機意識、情報管理に対する
認識を共有していただき、信頼回復につなげていく唯一の道であると
思いますが、一連の訓示等における
大臣のお
考えと、訓示に対する各部署からの反応についてどのように
認識をされているのか、お伺いをいたします。