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細田(健)
分科員 ありがとうございました。
原発の避難計画に主要な
避難道路として位置づけられているという御
認識もありまして、また特段の御配意をぜひよろしく
お願いしたいと
思います。局長、前向きな答弁をいただきまして本当にありがとうございました。
それでは、
最後に
大臣に
質問をさせていただきたいと
思います。
ことしの雪、特に福井県での事例がいろいろと報道されておりましたけれども、
新潟も本当に大変な雪でございました。これは、過去、昭和三十八年のいわゆる三八豪雪、あるいは
平成十八年の豪雪といったことがあったわけでございますけれども、今回の豪雪、それこそ、三〇豪雪あるいは
平成三十年豪雪というような名前をつけて記録、記憶に残すべきではないかという声もあるくらいでございまして、私の
地元で申し上げますと、一月の末に
佐渡でかなりの降雪がございまして、全戸二万四千軒のうち一万戸前後が断水するというような
被害がありました。
これは、
地元の業者さんに迅速に御
対応いただき、また、自衛隊から給水車を派遣していただくというような措置
もとっていただいたわけでございますが、それ以降、二月に入りまして本当に記録的な雪が降ったわけでございます。
先ほど申し上げたような山間部は、ある意味、豪雪になれていますのでそれなりの
対応というのが可能なんですが、里雪といいますか、いわゆる平地の
部分、私の
地元だと、燕市でありますとかあるいは柏崎市といったようなむしろ平地で、例年であればそれほど雪は降らないといったところが相当
対応に追われるといったような
状況がございました。
これは、各自治体にお
伺いをしますと、例年の、計上された
除雪費の二倍から三倍の
除雪費用を既に消化したというような
状況があるようでございます。これについては、
政府の方でまた、特別
地方交付税等々さまざまな措置をとっていただいたというふうに理解をしております。
今、
除雪は、
大臣御存じのとおり、
地元の業者さんに委託をして行うということになるわけなんですけれども、ただ、地場の建設業者さんというのは本当に今弱っておりまして、これは本当にさまざまな要因がございます。
やはり大きいのは、ここ数十年来、
公共事業の
予算を削減してきたということで、一つは、
事業量が相当程度削減しておりますので、そもそも仕事がないということ。あるいは人手不足の問題、これは本当に
日本経済の成長のボトルネックが労働力にあるということを最近非常に強く痛感させられますけれども、特に、
地域の建設
産業といいますと、必ずしも人気職種であるかといいますと、いろいろな問題もあるわけでございます。
そういうことからも人が集まってこないということで人手不足が恒常化しているということで、そういう
状況にあるところに、それこそ要請があれば、本当に二十四時間休みなく出ていかなきゃならないというような
状況にある意味追い込まれるわけでございまして、そうしますと、本当に涙ぐましいといいますか、これは私の知人の、小さな建設業界の経営者の方のブログでありますとかそういうものを見ていますと、三日間で六時間しか寝ていないとか、二時間休んで、出動要請があったのでまたすぐ出ていくというような、本当に涙ぐましい御努力の上に
地域の
インフラが成り立っているということがよく理解できるわけでございます。
本当に
地元の
事業者さんからは、もう十年後は請け負わない、請け負えない、このような
状況が続くと、仮に自治体からやってほしいと言われても、とてもその
事業を請け負い続けるということはもうできないというような、本当に悲鳴に近いような声が上がっておりまして、その
地元の建設業の活性化のために、例えば
公共事業入札の際に、企業評価が点数制で行われるわけでございますが、この点数評価を行う際に
除雪などの社会貢献のポイントを高くするでありますとか、あるいは、特に直轄工事については、先ほど個別の
事業についていろいろ
質問をさせていただいたわけでございますけれども、例えば
地元の企業への受注の割合、これは金額の割合を明示するといったような方策が
考えられるのではないかというふうに愚考するところでございますけれども、この点についての
大臣の御見解をぜひ前向きにお答えいただきたいと
思います。