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麻生国務大臣 本件の土地の話に関しましては、校舎の建築が始まり、学校がもう来年度から開校されるというような
状況の中で新たに地下から埋設物が発見という事態になって、今おっしゃられたように、相手側から
損害賠償請求というものが出てくるおそれがあるなどの
状況、極めて切迫した
状況とかぎりぎりの
状況と申し上げてきたのはその話であります。
したがって、そういった
状況の中で、私
どもとしては、昨年の二月に
理財局の
職員がこの
状況に合わせて
森友学園側に事実と異なる
説明を求めたということに、
対応したというところがそもそもの間違いの始まり、始まりとは言いませんけれ
ども、間違った大きな点だったと思っております。
加えて、今申し上げたように、そういったものをした上で、決裁
文書という判この押された
文書についても、それの
書換えを行うといって、それを
国会に提出しております。そういったことは極めてゆゆしきことなんだということを、最初にこの話を伺ったときにそう申し上げた記憶がありますけれ
ども、これは遺憾のきわみなのであって、深く
おわびを申し上げなければならないと私
どももたびたび申し上げてきたところであります。
今、この問題が起きてどうしたかという、今後の
対応という御質問もありましたけれ
ども、三月の十二日に
報告が正式に出てまいりましたので、三日ぐらいしてだと思いますが、三月十五日、事務次官以下を、
幹部を部屋に呼んで、これはもう間違いなく、
書換えを行ったという、事実というのであれば、まことにゆゆしき話なのであって、これは
理財局だけの話かと言われることになる。
これは、
財務省全体、ひいては霞が関全体の
公文書に対する信頼というものが失われるということなのであって、非常に大きな話なので、
調査を進めて
説明責任というものをきちんと果たした上で、まずは原因解明ということになろうと思いますが、加えて信頼回復に向けるためには、これは
財務省全体として取り組まないといかぬということで、きちんとした
対応で、これが二度と起きないようなシステム、これは判こが幾つも押してあっても起きているわけですから、そういった
意味では、そういった
対応をしていくということが必要だ。
加えて、これは全然
関係ない
職員もいっぱいおりますので、そういったところに対する
士気の低下という話が、先ほど
防衛省からも出ておりましたけれ
ども、そういった心身の負担というものについて、
部下の心身の負担についてもきちっと
対応する、面倒を見るというところが大事なところだという訓示をしたところです。
いずれにしても、引き続きこれは
調査を、今捜査が行われておりますので、私
どもとしては全面的にその捜査に協力するのは当然のこととしても、
財務省としても引き続きさらなる
調査を進めて、二度とこうした事態が起こらないようなきちんとした
対応というものを行っていく、それをもって信頼回復というものを果たしてまいりたいと考えております。